第14話 ページ14
その後も2人は軽い文のやり取りをしていた。
そして今日は不死川さんと会う日。
朝からワクワクが止まらない。ワクワクしすぎて昨夜は眠れなかった。
母親には「最近よく街に行くわねぇ、お化粧なんかしちゃって」とニヤニヤされてしまうし。
我が家は裕福ではないが、ものすごく貧しいわけでもない。
ただやっぱり着物はそれなりの値段がするので買う頻度は低い。
いつも同じ着物を着て行ったらどう思われるかな、なんて考えたりしなくもない。
そうしているうちに家を出る時間になった。
『いってきまーす』と挨拶をして街、正しくはあの茶屋に向かう。
自分でさえ早歩きをしてしまい早く着いたというのに、不死川さんは既に茶屋の前に立っていた。
スゥと一度深呼吸をしてから声を掛ける。
『不死川さん』
「よォ、じゃあ食うか」
『はい!』
2人でおはぎを堪能する。
(おはぎを食べているときの不死川さん、幸せそうで好きだなぁ)
なんて思っていたら
「なァに見てんだ」
ふっ、て笑うから胸がキュっとなる。
『なんでもないです』
「そーかよォ」
他にもオススメの甘味処を同僚に教えて貰ったとか
色んな事を話してくれた。
今日は初めて彼の笑顔を見た。すっごく優しい笑顔。
彼の笑顔と沢山お話できたことと美味しいおはぎでもう満腹だった。
(ミニ補足 * この2人、文通効果で割と打ち解けております。)
136人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくし(プロフ) - 苺さん» 嬉しいコメントありがとうございます!二つとも見ていただけているようで作者は喜びが止まりません... (2020年3月26日 23時) (レス) id: bfabd74aa7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - めちゃくちゃ好きです.......。実弥さんらしさが出てます!!冨岡さんの方のお話もとっても素敵です! (2020年3月23日 14時) (レス) id: 1e5d2394aa (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - イチゴさん» 沢山褒めていただけてとても嬉しいです。続きも温かく見守っていただけたら嬉しいです(*^^*) (2020年3月13日 15時) (レス) id: bfabd74aa7 (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - 由瑞さん» コメントありがとうございます!拙い文章ですが続きも読んでいただけたら嬉しいです(o^^o) (2020年3月13日 15時) (レス) id: bfabd74aa7 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - イッキ読みしてしまいました!文の綴方が好きです。続きも楽しみにしています!! (2020年3月13日 14時) (レス) id: 1e5d2394aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つくし | 作成日時:2020年3月10日 17時