第136話 探検 ページ36
『そういえば、ここどこなの?』
涼「少年院」
『はい!?!?!?』
涼「嘘だよ 笑」
絶対楽しんでるな…
思わず変な顔しちゃった
『他にも患者がいるでしょ?この部屋から出てもいい?』
涼「他にも患者はいるけど、だいたい狂ってると思う。あと1人で部屋から出るのは禁止だぞ」
ほんと過保護……まるで母親みたい
『はぃはぃ…。
探検したいから、一緒に着いてきてくれない?』
涼「どこ行くんだ?」
『だから、探検だって…』
少しここについて知りたいしね〜
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部屋の外は薄暗くて長い廊下
1つの部屋を除いて人はいなかった
私がいるのは3階。そして隣の部屋には小学生くらいの女の子がいた
1階は食堂、2階は患者の部屋、3階は私と女の子のみ
病院でもないしここは一体何なのか理解不能だ
✰食堂にて
『いろんな人がいるのね…子供から大人まで』
涼「あぁ、そうだな。」
……………なんだろ……?
ものすごく見られてる
食堂にいるの視線が全部私に向いてるような
プルルルル
涼「電話だ……。
少し話してくるけど、ここに居るんだぞ」
『わかった…』
彼が去った瞬間、私の背後には黒い影が現れた
*
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作者名:紫 | 作成日時:2019年1月7日 22時