第113話 殺せんせーの正体 ページ13
死神「私が殺したも同然」
女性は微笑んだ
女「そんなわけ…ないじゃないですか。私がそうしたいから動いた。」
これは殺せんせーの記憶……
殺せんせーが人間をやめた日の……
女「それに…ね。あなたになら…私はたとえ殺されても良いと思うの。そのくらいあなたを大切に思ってるから。きっとあなたも…そんな人に巡り会えますよ」
死神「君になら殺されても悔いはない。だが君以外にそんな相手がいるとは思えない」
女「もし…残された1年間、あなたの時間をくれるならあの子達を教えてあげて。あなたと同じようにあの子達も暗闇の中をさ迷っている。」
女「真っ直ぐに見えあげればきっと答えは見つかるから」
死神「君がそういうのなら…」
再び微笑む女性
女「なんて…素敵な触手。この手なら…きっとあなたは…素敵な教師に……」
死神は女性の懐にあった、箱を開けて大きなネクタイをする
死神「ダサい……」
そう呟いて、メモを残して旅立って行った
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『ん……ここどこ…』
目を覚ますと白い天井が私を迎えた
ベットに薬のような匂い
『保健室…』
服も乾かされてて怪我をした腕には包帯が巻いてある
体も少し楽になった
殺せんせーの記憶…
もし本当なんであったら死神は殺せんせーで、私の知ってるクロさんも殺せんせー
クロさんが死神ということは信じがたい
だって私のお父さんを殺した奴も死神なのだ
髪の毛は黒ではなかったし…
もしクロさんが死神ならお父さんを殺した死神とは誰なの?
殺せんせーに直接聞こう
その方が早い
でも、シロにあんだけ暴露されたから、質問の嵐だろうな……
『はぁー、帰ろうかな…』
ハッ!
バック……
教室にある…
どの道、教室には行かないといけないな…
突っ込まれたくないな…
とうとう教室の扉の前
『フー……』
緊張する
(ガラッ
殺「Aさん、体調はどうですか」
いきなり後ろから声がした
『うわっ!なんで後ろ!?』
殺「保健室に行ったのですが、いなかったので…」
『いたなら、声掛けて!心臓に悪い!』
殺「すみません!!!」
渚「神々さん…」
茅野「ねぇ、Aちゃん…さっきシロが言ってたことってどういうこと…?」
やっぱり突っ込んできた…
『別に…知らない方がいい』
前原「知らない方がいいって」
矢田「Aちゃんのことならなんでも知りたいよ!」
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作者名:紫 | 作成日時:2019年1月7日 22時