検索窓
今日:26 hit、昨日:0 hit、合計:144,696 hit

情報屋≠カエルのマスク ページ29

「皆さんこーんにーちはー」




凄然とした地下駐車場の中に、そんなダミ声が響いた。

赤い法被、白いバイク、青いバンダナ、エトセトラエトセトラ……。


そんな全ての視線が、一人の人間に。

いや、カエルのマスクを被ったライダースコートに向けられた



「楽しい楽しい喧嘩の最中に、ごめんねぇ」



けらけらと笑い声を挟みながら、カエルのマスクは右手を高く掲げた


その手に握られているのは、一つのボイスレコーダー。



そして何も言わず、カエルのマスクはピッとボイスレコーダーの再生ボタンを押した



『────とっととガキ共纏めてこいやァ!!』
『達磨の日向を外に出しちまえば────』
『二階堂!』
『会長────』


『駒は、補充すればいい』



そこから溢れ出るのは、ありとあらゆる"情報"



「さぁ、ケリつけちゃいなよ、ノボルクン」



カエルのマスクがそういった瞬間。

耳をつんざく、発砲音が鳴り響いた────。





『スピード出世おめでとうございます。これは私からのささやかなプレゼントです────』





そう言ってノボルが受け取ったのは、






一丁の拳銃






『もう取り返しがつかなくなったと思えばこれを使うといいよ』

『君を救ってくれる、唯一の道だ』

『大丈夫。大丈夫。1回だけだし、脅しに使うだけなんだから』






『これはきみの友だちを救う』






『たった一つの手段だよ?』









「今日からSWORDは家村会が仕切る!!

ちょうどいい。

お前ら全員うちの傘下に入れ!!」








ゾクリ、背すじを走ったオカンに、Aは青い空を見上げた








情報屋と協力→←情報屋と黒スーツ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
設定タグ:HiGH&LOW , 情報屋 , SWORD
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 更新待ってます (2017年8月12日 22時) (レス) id: 920d179fc4 (このIDを非表示/違反報告)
希美 - 続き見たいよー (2017年8月6日 15時) (レス) id: 229e64c922 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き見たいです (2017年7月26日 1時) (レス) id: 0957f842ca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作成日時:2017年5月29日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。