離さないで

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『拓弥 。 』



今日は拓弥と付き合って３年 。



拓弥「何してんの、、 ？ 」



私は裸で拓弥の前に立っている 。



『久しぶりにしない ？ 』



初めて言ったそんな台詞に自分でも驚いている 。



拓弥「いきなりどうしたの ？ 」



困った顔で私に質問する 。


もう私たちダメだね 。

必死にしがみつくのもやめる 。

もがくのもやめる 。



『ごめんね 。 』



服を着ながら泣く私を見てまた困った顔をする 。




『別れよっか 。 』




ふいに出てきた言葉がコレだった 。


拓弥のことが好きだからこそ困らせたくないし

なにより私が苦しい 。




拓弥「今 、 なんて 、」



どうしてそんな顔をするの ？




『服とか片付けるね 。 』



何も言わない拓弥を置いて私は片付けを始めた 。



顔は見ない 。 見れない 。


また揺らいでしまう気がするから 。


私のためにも彼のためにも

終わらなせなきゃいけない 。




泣いちゃダメよ 。 私 。





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