離さないで

4.T ページ15

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稜雅「今日遅くなっちゃったね 。」


海「そうだね 。

Aちゃん悲しんでるんじゃない ？」




ニヤニヤした顔で聞いてくる 。




祐基「いいよねー 。 彼女と同居なんて 。 」


佑亮「憧れるかもー ！！ 」


晃一「拓弥の彼女は可愛いからなあ ？ 」


海「そうだねえ 。 」



またニヤニヤした顔で言ってくる 。



拓弥「るせえ 、 」


太陽「拓弥と住めるとかいいなあ 、 」


稜雅「そっちかよ 。 」


拓弥「A待ってるから帰るわ 。 」



1人で帰る道は長く感じる 。


だけど帰ると待っているAの顔を

思い浮かべたら一人の道も悲しくなんてなくなる 。






拓弥「ただいま 〜 。 」




『おかえり〜 。 』



帰ってきてすぐぎゅーってハグをする 。


ちょこちょこーって走って近寄ってくる

Aが可愛くて可愛くて 、 、



拓弥「帰るの遅くなっちゃってごめんね 。 」



『ううん 、 お仕事忙しいんだから

しょうがないじゃない 。

頑張ってる拓弥 、 私大好きだよ 。 』




本当は寂しいのに俺のことを思って

そう言ってくれる 。


やっぱりAが好きだなあ 。



拓弥「本当 〜 ？

これからもいっぱい頑張ろっと 。」



『うん 頑張って ！！ 』




Aは可愛いなあなんて言いながら

さっきよりも強く抱き締める 。



小さな小さなAの体を優しく抱きしめる

その瞬間本当に幸せを感じる 。


どんな小さな幸せもAとなら

大切な宝物だ 。




拓弥「先に寝てなよ 。 遅くなるよ ？ 」



『拓弥と寝たいからいいの 。』



またそんな可愛いことを言う 。



拓弥「じゃあ急いでベッド行くね 。 」



『待ってるね 。 』






やっぱりレッスンきつかったなあ 。

そう思いながら重たい瞼を開けて

いそいでAの元へ向かう 。




拓弥「お待たせ 。 」


『早かったね 。 』


拓弥「早くAと寝たいから 。 」


『今日もお疲れ様 。 明日も頑張ってね 。』


拓弥「うん 。 おやすみ 。」



Aのおでこへキスを落とし


すぐに眠りについた 。









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