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流川side
こりゃあまじに病院かな
桜木かー
あの野郎
頭がくらくらする中廊下を歩く
ガラガラッ
教室のドアを開ける
A『洋平…っ!ええ?!どうしたのその血!』
教室には1人だけ女がいた
他の女なら普通黙るのに
こいつは喋れば喋るほどうるさくなる
…だりぃ
女はバックの中から
消毒とティッシュと包帯を出す
…こんなん持ってる奴いんのかよ
A『こういうの慣れてるから任せて』
女は手慣れた手つきで俺の頭を手当する
顔に流れてる血をテッシュで吹く
そして頭に包帯を巻く
A『よし。これでおっけい』
医者かよってレベルの早さで手当は終わった
A『新生児以上に寝そうな居眠りくん』
男『…は』
A『私、坂本A!このクラスで見ての通りあなたの隣の席!あなたは?』
流川『…かわ』
A『?』
流川『流川楓』
A『流川くん』
なに俺こいつ相手にしてんだ
A『怪我したらそのままにしないでまず保健室行かなきゃ。と言っても、行くわけないか』
流川『…あんた』
A『ん?』
流川『…なんでそんなん持ってんだ』
A『え?…ああ、私の周りのおバカさん達がしょっちゅう怪我するから常に持ち歩いてんだ』
流川『…ふん』
バカどもか…
ガキか?
.
.
.
A『ってことは…桜木くんと一緒か!』
流川『…?』
A『2人とも背高いからバスケ似合ってる!』
桜木ってあの桜木?
あいつもバスケ部?
洋平『A!』
こいつさっきのやつ…
洋平『とにかく来てくれ!って、…お前流川!』
この女とグルか?
A『じゃあね流川くん。また明日!』
…バカどもってあいつらの事か
流川『…坂本Aか』
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作者名:Kei | 作成日時:2020年2月19日 8時