桐島、スケバンやめるってよ

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『伊藤くん、行っちゃうの？』


伊藤「ああ、俺は行くよ」




『相手はヤクザだよ？危ないよ？』


伊藤「間違ってなきゃ俺は負けねぇ」




伊藤…しぶとい奴だな

三橋と違いビビるどころか主人公みたいな台詞を言いやがる。







そして遂に……


伊藤「三橋、Aちゃんを頼んだ」


三橋「おう、任せろ相棒」



行ってしまった。







『待って！』

三橋「待て〜〜い！あれでしょ？Aちゃん早退するんでしょ？家まで送って行くよ」



三橋が私の肩を掴んで止めてきた










『三橋くん、ほんとに行かないの？』

三橋「俺もぉヤクザはぁ怖いもぉん！」





『私、様子見に行ってくる』

三橋「駄目だってAちゃん！」






『でも！友達が今から危険な目に合うかもしれないのに黙って何もしないなんて私にはできない』



三橋を軽く押して私も京子たちの元へ走った。





『(確か香澄の工場跡地って言ってたような…)』





三橋「あーもう！Aちゃんにそんな事言われたら行くしかねぇじゃん



てかAちゃん力強くね？」



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