幸せで夢のようで（めめこじ）

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それから2日、3日と撮影が続き

俺は彼を康二君と呼べるまで仲良くなった。


康二君も俺を目黒と呼び、
休憩中には面白い話をたくさんしてくれた。



ここ何日か一緒に仕事をしただけで、

康二君がいかに愛されているかが思い知らされる。


撮影中にふと康二君を見れば

いつも誰かが周りにいて、

康二君はニコニコ笑っている。







順調に進んでいき、今日の撮影が終わった。

着替えやら、後片付けをしながら
マネージャーにスケジュールについて尋ねる。

マ「今日はこれで終わりで、明日は昼からメンバーの皆さんとリハーサルが入ってます。」

久しぶりだ。ここのところ体調もいいし、

メンバーにも心配させずに会える。嬉しい。


でも、明日は康二君には会えないのか。

そう思っていたら、

室さんに声をかけられた。
室「めぐろー、この撮影の続きは明後日の予定だから、またよろしく」

「よろしくお願いします」と返していると、


遠くから、

「りゅうたくーん、めぐろー」と聞こえる。


2人して声のする方を見ると、

康二君が満面の笑みで向かってきている。


そんな姿の康二君を見ると、
かわいい、と言いそうになる。


しかし俺の隣で、「かわいいな」と
言いながら笑っている室さんがいた。


もう一度康二君に目を移すと、
やっぱり、可愛いという言葉が
ぴったりな笑顔だった。


向「おふたりさん！このあと空いてる？
一緒にご飯行かへん？
あっでも、目黒は忙しい？仕事入ってる？」

目「行きたいです！」


康二君に会えるのは明後日だと思ってたから、

すごく嬉しい。

室さんも行けるようで
康二君も「やったー！」と喜んでいた。



向「目黒と初めてご飯行けるやん！うれしい！

疲れも溜まってるやろし、無理せんでいいからな。

またしんどくなったりしたら言いや」



康二君はふとした時こうやって

俺に優しい言葉をかけてくれる。




俺の好きな優しい声で。

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