15話です。 ページ16
「達央とはどういう関係で?」
話し掛けてきたのは、達さんのお友達さん。
「!!達さんとは何もないですよ?」
「そっか。…あ、俺は怜音。光崎怜音。達央とは中学から友達やってます!!」
「私は、成瀬Aです。達さんとは昨日会ったばかりです。」
「そっかー。あ、これ食べてみて?」
出されたのはチョコレートケーキ。
「あれ、ですか?試作品みたいなものですか?」
「そうそう。俺、ちょうどいい甘さがわかんなくて…。」
「いいですよ。」
一口サイズにケーキを切り、口に運ぶ。
ん?
少し甘酸っぱい。
「これ、苺ですか?」
「正解!どうだった?」
「酸味がちょうどよかったです!」
「よしっ!これは、新商品になるな…。あ、Aちゃんさ、悩みとかあったら、
相談にのるからね。って、今日初めて会った人間に相談することなんて無いと思うけど、いつでもどうぞ。達央のことでもいいよ?」
「…達さんのことが聞きたいだけですよね?」
「まあ、そうなんだけど、相談にのるのは嘘じゃないから!友達からの相談にのってたから、その辺は大丈夫だよ!」
「悩みがあったら相談に来ますね…。では、
失礼します。」
なんだろう。
凄いコミュ力…。
達さんと気が合うのもわかる気がする。
でも、
「疲れたぁ…」
ずっと背筋を伸ばして、気を張っていたからかな?
肩がいたい。
早く帰らないと。
―――――
家に帰ってきて最初にやったのは、達さんの連絡先を消すこと。
連絡するつもりは最初からなく、電話がかかってきても、出るつもりもなかった。
だから、これでいいんだ。
元々私のような人間が関わってはいけない人だったから。
前のようにファンのままでいい。
遠くから見てるだけで…。
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紫音(プロフ) - aya-mickyさん» 達央さんのイメージを崩してないといいですが…。aya-mickyさんの作品を待ってる人、沢山いると思いますよー!期待に添えるように…頑張ります…! (2016年1月8日 4時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
aya-micky(プロフ) - 私は最近、Free!というアニメで彼の事を知った、鈴木達央に関してはズブの素人です(>人<;)でも、この小説はとても面白いです。紫音さんのを読んでいると、また自分もこのサイトで書いてみたいなという意欲が湧いてきます。これからも期待しています( ´ ▽ ` )ノ (2016年1月7日 21時) (レス) id: 78d2f48ccd (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 綾さん» お、面白いですか…!!!ありがとうございます(*´∇`*)遅い更新ですがこれからも頑張ります☆ (2015年11月16日 3時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - おもしろかったー(o´∀`)b飼い主vs犬の対決や……!て思いましたw達央の押したいけど押せてないのがカワイイですねwこれからも更新頑張って下さいね(●^o^●) (2015年11月15日 10時) (レス) id: 7d4b732d5b (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - りくさん» 最高ですよね!男子でも憧れるかっこよさ!…少しでも達さんのかっこよさが出てるといいなーって思いながら書いてます。伝わってますかね??コメントありがとうございます☆ (2015年7月21日 20時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音☆ | 作成日時:2015年6月20日 14時