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13話です。 ページ14

「ここだよ」

そう言って連れて来てもらったお店を見る。


「ここって…」

よく雑誌で見る、今人気のカフェ。

いつか行ってみたいと思っていた場所の一つ。


「ここ、俺の友達がやってるの」

達さんの友達って…


「凄いですね。」


「入ろっか」

店に入るためにさりげなくエスコートしてくれる。

そうゆうことが自然に出来るから、凄いよな。

だからモテるんだろうな…。


その動作、一つ一つに見とれてしまいそうになりながら、椅子に座った。



「お、達央じゃん!…じゃなくて、いらっしゃいませ」


「コーヒーと、Aちゃんは?」


「アイスティーで。」


「了解!」

元気な人だな…。


「…それでさ、昨日言ってた事思い出して…これ、よかったら。」

ちょっと恥ずかしそうに、渡してきたのは、

達さんのサインが書かれた色紙だった。


「あの、どうして?」


「昨日言ってたでしょ?逃げなかったら俺と話せたかもしてない、サイン貰えたかもしてない、って」


「言いましたけど…。どうしてこうなるんですか?」


「うーん?Aちゃんを喜ばせたかったから。
俺、Aちゃんのこと全然知らない。でも、喜ばせられることって、なんだろうって考えた。それで、唯一知ってることが、俺のファンでアニメが好きなこと。…だから、かな
?」


「あの、サインは喉から手がでるほど、欲しいんですけど、私には、色紙と同じ、または、それ以上のお礼が出来ません。…だから、これは受け取れません。」


私にはなにもない。

それを、自分でよくわかっていたからこそ、出た言葉だった。





―――――
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紫音(プロフ) - aya-mickyさん» 達央さんのイメージを崩してないといいですが…。aya-mickyさんの作品を待ってる人、沢山いると思いますよー!期待に添えるように…頑張ります…! (2016年1月8日 4時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
aya-micky(プロフ) - 私は最近、Free!というアニメで彼の事を知った、鈴木達央に関してはズブの素人です(>人<;)でも、この小説はとても面白いです。紫音さんのを読んでいると、また自分もこのサイトで書いてみたいなという意欲が湧いてきます。これからも期待しています( ´ ▽ ` )ノ (2016年1月7日 21時) (レス) id: 78d2f48ccd (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 綾さん» お、面白いですか…!!!ありがとうございます(*´∇`*)遅い更新ですがこれからも頑張ります☆ (2015年11月16日 3時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おもしろかったー(o´∀`)b飼い主vs犬の対決や……!て思いましたw達央の押したいけど押せてないのがカワイイですねwこれからも更新頑張って下さいね(●^o^●) (2015年11月15日 10時) (レス) id: 7d4b732d5b (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - りくさん» 最高ですよね!男子でも憧れるかっこよさ!…少しでも達さんのかっこよさが出てるといいなーって思いながら書いてます。伝わってますかね??コメントありがとうございます☆ (2015年7月21日 20時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫音☆ | 作成日時:2015年6月20日 14時

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