11話です。 ページ12
どうしよう、どうしよう、どうしよう!!
達さんが家にいる!!
あれかな?
体冷えてるから温かい飲み物とか用意した方がいいのかな?
私だけココア飲んでるの気が引けるし…
いや、でも…鬱陶しいかな?図々しいかな?
どの選択が正しいのかな…?
どうしよう!!
「――ちゃん!――ちゃん!Aちゃん!」
「はいっ!?」
…ちょっと声が裏返ったけど気にしないでおこう。
「タオルありがとう。服もぴったりだし、かっこいい。……なんだけどさ、ごめん!見るつもりはなかった!てか、あんな部屋があるなんて知らなかったんだけど…。」
「…なんですか?」
「いや、部屋間違えちゃったみたいで…」
「ど、どの部屋に…?」
「アニメのポスター、とか…」
終わった…
私の人生終わった…
見られた。
見られてしまった…
うわあああ
あの部屋は、あの部屋は…藍花にも入れたことが無いのに…
「あの?Aちゃん?百面相してるけど…」
「あ、大丈夫、です。すいません。引きましたよね。あ、はい。」
「一回落ち着こうか?」
「落ちつい、て…ます…。(ぶわっ」
あれ?
なんで、泣いてる?
「ちょっ!?え?なんで、泣くの?!」
「泣いて、ないです…」
ぎゅっ
「ぇ?」
抱きしめられた…?
誰に?
達さんに。
なんで?
わからない。
でも、涙は止まった。
……こんなこと、昔にも。
「よかった…。A泣いた理由は何となくわかる。俺があの部屋に入っちゃったから、だよね?…でも、ね。最初はびっくりしたけど、嬉しかった。俺の演じたキャラを好きでいてくれて。凄く嬉しかった。」
「……っありがとう、ございます…?」
「落ち着いた?」
「はい。ありがとうございます。」
「いいよ!全然。」
―――――
「服も借りちゃったのに、傘まで貸してくれてありがとう!」
「いえ。これからもお仕事頑張って下さい!ずっと応援してます!!」
「ありがとう。可愛いファンに会えて嬉しかった」
達さんが最後に言った言葉で、顔が赤くなるのがわかった。
「……お腹なる!お腹空いた!!」
そんなときでもお腹は空くわけで、
「ご飯にしよう…」
仕方なくご飯を作り始める。
―――――
まだ更新しますが、睡魔に勝てそうにないので、また後で。
コメントありがとうございます!
返信が遅くなって申し訳ありません。
紫音
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紫音(プロフ) - aya-mickyさん» 達央さんのイメージを崩してないといいですが…。aya-mickyさんの作品を待ってる人、沢山いると思いますよー!期待に添えるように…頑張ります…! (2016年1月8日 4時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
aya-micky(プロフ) - 私は最近、Free!というアニメで彼の事を知った、鈴木達央に関してはズブの素人です(>人<;)でも、この小説はとても面白いです。紫音さんのを読んでいると、また自分もこのサイトで書いてみたいなという意欲が湧いてきます。これからも期待しています( ´ ▽ ` )ノ (2016年1月7日 21時) (レス) id: 78d2f48ccd (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 綾さん» お、面白いですか…!!!ありがとうございます(*´∇`*)遅い更新ですがこれからも頑張ります☆ (2015年11月16日 3時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - おもしろかったー(o´∀`)b飼い主vs犬の対決や……!て思いましたw達央の押したいけど押せてないのがカワイイですねwこれからも更新頑張って下さいね(●^o^●) (2015年11月15日 10時) (レス) id: 7d4b732d5b (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - りくさん» 最高ですよね!男子でも憧れるかっこよさ!…少しでも達さんのかっこよさが出てるといいなーって思いながら書いてます。伝わってますかね??コメントありがとうございます☆ (2015年7月21日 20時) (レス) id: 79f4c9f3b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音☆ | 作成日時:2015年6月20日 14時