全ての真相は知っている。【KZ 】【苺王子】 (ページ5)

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80曲目ページ5

Cside

「俺がしーくんと呼ばれるようになったのは
うーん、罰ゲームだったからだと思う。

俺は関係的に言うと彩の育ての親の弟で彩と遊んでた。

それで＿＿」

『彩/ちゃん！大丈夫/ですか！？』

騒がしい…。一番いいところだったのに。

「慎さんじゃないですか！
お久しぶりです！」

知り合いだからそうなるよね。

「奏太くんじゃん！
何年ぶりだろうねw」

「るぅとくん…？どういうことかな？」

あれ、なーくんが黒い。

「俺から説明しますよ！
奏太くんたちが来る前にいた子には途中まで話したけど…。」

「詩人さんとるぅとくんは親族だったんだ。」

「ごめんね！るぅとくん！」

何か勘違いしていた様子。

まぁ僕も言えないけどね。

「彩がしーくんって呼んでたのって詩人さん、しらす、慎さんの頭文字の『し』から取ったんやな。面白いですね。」

彩らしい呼び名のつけかただよね。

国語のエキスパートって感じ。

「………その、クッション、私が取ったやつ？
その代わりに白いクマのクッション取ってくれましたか？」

「そうそう！今度ラーメン食べに行こう！」

呑気だなぁ…詩人さん。

「忘れててごめん…。
塩ラーメン美味しかった。」

塩ラーメンwこの場的に違うでしょw

「詩人さんはクリアだね。
るぅとくんのことを思い出せるのかなぁ…。」

るぅとくんのことを思い出して欲しい…。

本当のお兄さんってことを。