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○4 ページ4
私はあの日のことを幾年ぶりに他人に話した。
流石にどんな事をやったかは言えない。
だって––これだけは私の心の中に秘めておきたい。
ピアノ弾きの少年は何かと興味を示していた。
不思議だなぁ。
しかしそのあと顔行きがどこか上の空だ。
ピンときたかもしれない。
入った時に気がついたんだけどどこかフーゴに似ている。
似ているだけで決めつけてはいけない。
もしかしたらこの少年が…?
そうだとしたらすごい再会の仕方。
そんなのはないよね。
ここは何かのドラマチックな場所?
違う。違う違う!
普通のよくあるバー!
そんなの有り得る筈が無い。
だって、彼は……
きっと別れに対して悲しまないように言わずに去ったと思うから…。
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