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カランカラン
今日はお客さんが来た。
珍しい。
滅多に来ないのに。
「綺麗な音色ですね。私の知り合いもいつかこうなってたのかな。」
思い出話か。
しかしそれは違った。
「その人ね、凄く賢かったの。
でもある事件を起こして私の目の前から姿を消したの。」
確かに僕はある女性の前から姿を消した。
確かに似ている。
僕が姿を消した女性に。
「あの、その人の話、もっと聞かせてくれませんか?」
「えっ?全然良いですよ!珍しいですね。この話に興味があるなんて。」
僕が姿を消した人の名前は…。
“
けれどその人は…。
「あっ!自己紹介してませんでしたね。
私はレアナ。レアナ・スビャルツ。
噛んじゃいそうでしょ。」
「確かに噛みそうですね。」
と笑い混じりに返す。
その人––レアナさんの笑顔は弾けていた。
まるで……。
僕の太陽だ。
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