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へー、マーク君か〜。
とりあえずカトクは登録してあげようではないか。
スマホをポケットから出してカトクに登録して、よろしくね、と打っておいた。
するとものの1分も立たぬうちに、"カトッ"と通知音がなった。
「早っ」
開いてみると、"よろしくお願いしもす！！"と書いてあった。
いや誤字可愛くないか？？？某ハンバーガー店になってるじゃん。
あ、ハンバーガーとか言ってたら食べたくなってきた。いやいやでも今日はジェミン家と食事会だしダメよ〜ダメダメ、、、
なんて思いながら帰ろうとすると、
「お、可愛い子発見〜」
「ほんとだ〜かわい〜」
ん？私のこと？？
てかめっちゃタバコ吸ってる！！明らかに悪い奴！！
無視して立ち去ろうとすると、グッと腕を掴まれた。
「ねえ、逃げたりしないでさ〜遊び行かない？」
「行かないです、生憎いとこと食事会があるので」
「ブッ、いとこ？」
「何それかわいいw」
「ちょ、離してください！」
「いやだ〜、遊んでくれないと離さないから」
くっそ、なんでこんな腕の力強いんだよ！！ビクともしないじゃん！！
「ねぇ〜お願い！ちょっとだけだから」
「いやです！！どうせロクでもないことするんでしょ？！」
「何言ってんの、ハンバーガー奢るだけなのに〜」
「へ？ハンバーガー、、？」
「うん、さっきハンバーガー食べたいって言ってたよね？」
「い、言いましたけど.....」
何、もしかしてさっきからいたの？！怖っ......
「食べたくないの？」
「食べたいですけど、、」
そんなタダで奢ってくれるの？普通。絶対なんか裏あるよねこれは。この人達どう見てもヤンキーだし。
うーん、と悩むふりをして相手が余裕ぶっこいてる隙に、えい！！！と腕を振りほどいて全力ダッシュした。
「あ、おい！！」
「待ってよぉ〜！！」
ハッハッハ、こう見えても50メートル走7.2秒だから〜！！
颯爽と角を曲がって曲がって走り続けたら、さすがに着いてきてはなかった。
はぁ、やっと食事会に行けるよ、ったく！！
電車に乗り込むと、入学祝いに行くであろう学生や家族でぎゅうぎゅうに押し込まれた。
うぅーくるし、、でも2駅だし、ガマンガマン、、
「次は〜○○駅〜○○駅〜」
やっと着いて、人の波に乗って電車から降りていく。
駅を出てしばらく歩いていると、
「あ、」
キーホルダーがない！！
お気に入りだったけど戻る訳にはいかないし、諦めるしかないか、、、
？「これ、どうしよ、、」
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年4月25日 20時
