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家に着くと、カトクが数件来てることに気づいた。
マーク君明日、お昼一緒にどうですか?
マーク君あ、無理にとは言わないので!都合が良ければ!
「マーク君だ、」
あれからこれといって何も無かったから、ご飯に誘われたのがちょっと新鮮だった。
昼ご飯はいつも、ハユンちゃんとヘチャンと、最近ヘチャン経由で仲良くなったロンジュンと学食で食べてるんだけど、明日マーク君と食べるのもアリかな、なんて。
マーク君のことまだ何も知らないし。
てなことで、マーク君に いいよ、食べよう！と返信した。
HC「うぅー腹減った、行こーぜ」
「あ、ヘチャナ、今日は3人で食べて」
HC「え、なんで」
「えっと、今日は他の友達と食べるから」
HC「ふーん......あっそ」
んー、なんか昨日からヘチャンが変だ。
なんか....私に対して怒ってる？
でも何かした覚えはないし、まあほっとけば戻るよね。
「マーク君！」
MK「お、Aさん！」
少し照れ笑いしながらマーク君がこちらに手を振った。
「マーク君、カフェテリア行かない？」
そしたらヘチャン達にもバレないし。
MK「いいですね、そうしましょ！」
「あ、マーク君タメにしようよ！同い年だし」
MK「い、いいんですか？」
「うん、もちろん！」
MK「オーケイ、じゃあ、そうする」
ふふ、と嬉しそうに笑うマーク君がなんだか可愛かった。
「へぇ〜、カナダに住んでたんだ」
こないだ会ったジャニ先輩といい、中国からやってきたロンジュンといい、留学生のショウタロウといい、うちの学校ってめちゃくちゃグローバルなんだな、なんて思った。
MK「そういえばAさんって、ダンス部だったよね？」
「うん！そうだよ」
MK「文化祭も出るんでしょ？」
「そうなの、ちょっと緊張してるけど笑」
MK「ワオ、すごく応援してる、頑張って！」
「ふふ、ありがとう」
そう笑いかけると、あーチンチャ、と目の前のトマトパスタみたいに耳まで真っ赤にして顔を覆うから、なんだかこっちまで恥ずかしくなった。
「お、かわい子ちゃんだぁ」
不意に聞き覚えのある声が聞こえて、私は一気に気分が沈んだ。
「あれ、もしかして彼氏ー？」
振り返ると、やっぱりそこには例のヤンキー2人組が立っていた。
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年4月25日 20時
