JM side ページ33
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「.....え？」
今言われた言葉が信じられず、何度も頭で繰り返す。
でも、何度考えてもそこはAのいる大学だった。
よりによって、文化祭のゲスト出演なんて。
やっぱり、きっと俺たちは運命なんだ。
__________________________________________
Aからの連絡が途絶えてかなりの月日が経った。
忙しく目まぐるしい日々を過ごす間に、Aのことを考える時間は徐々に減っていった。
それでも、彼女への思いは、不思議と一向に消えなかった。
..いや、むしろ苦しかった。
仕事に集中出来なくなるくらい、俺はAに依存してた。
でも、Aはまだ、俺の事を思ってくれてるのかな。
連絡が来ないくらいだから、もう嫌われたのかな。
考えれば考えるほど弱気になって、俺は徐々に、何もかもに気力を失っていった。
ヘチャン「ジェミナ、ちょっと話がある」
そうヘチャンから切り出されたのは、文化祭出演の話をされるよりもっと前の事だった。
ヘチャン「...ジェミナ、ごめん」
ジェミン「え？」
そこからヘチャンが言った言葉に、俺は徐々に言葉を失っていった。
ヘチャンは、今までAとの間であったことを全て教えてくれた。
ドラマ記念パーティーの日、Aが俺に嫉妬してたこと、
Aが危ない目にあって、ヘチャンが助けてくれたこと。
_そして、そこでAに告白したこと。
ヘチャン「....ずっと隠しててごめん。でも、今言ったことは全部ほんとだから」
正直、びっくりなんてもんじゃなかった。
Aに告白したって聞いて、正直怒りが湧いてきそうだった。
でも、Aを助けてくれたのも事実で、俺はもはや返す言葉が見つからなかった。
Aのことをこんなに何も知らずに、俺はAを好きでいられる資格はあるんだろうか。
ヘチャン「とにかく、隠してるままじゃ嫌だったから、今日こそ言おうって思ってた。」
「......」
ヘチャン「...ジェミナは、今落ち込んでるかもしれないけど、でも、Aはきっとジェミナのこと好きだよ、今も」
ヘチャン「でも_____
ジェミナが何も行動しないんなら、俺はもう容赦はしないから」
ほんの一瞬、瞳が揺らいだように見えたが、ヘチャンはすぐ背を向けて部屋を出ていった。
俺は呆然と立ち尽くしたままだった。
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ゆう(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます(TT)テストが終わり次第たくさん更新するので、ご覧いただけたら嬉しいですm(_ _)m (2021年5月19日 5時) (
レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 読ませていただきました！続きが気になりました！ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 市民さん» そう言って頂けてすごく嬉しいです(*^^*)更新がんばります!! (2021年5月1日 7時) (レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
市民 - きゅんきゅんします！！更新楽しみにしています！ (2021年4月30日 11時) (レス) id: faea0dc128 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 017さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます...！！頑張ります！( .. ) (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年4月24日 22時
