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ついに日曜日になった。
ただいまの時刻は午後2時35分。
少し早すぎたかな、と思ったけど、遅いよりかはいいだろう。
てか、ここで会ったら誰かに見られたりしない？ちょっと心配になってきたよ私。
それともマネージャーさんが来たりするのかな？
ぶつかったあの時は冷静だったのに、今頃になって暴れだした心臓を何とか落ち着けようと、気を紛らわせた。
だって、あのジェミンさんだよ？！
ついさっきまでデパートの広告に流れてた人とぶつかって、お詫びまでされることになって、もちろん脳が追いついてない。
あと5分だ、とじわじわ近づく時間に気をめぐらせていると、事務所のガラスの窓から、何やら女性のスタッフらしき人が手招きしている。
私が呼ばれてるんだよね、と事務所の扉を開く。
〈あの、Aさんでしょうか？〉
「あっはい、そうですけど、どうして名前を？」
〈ジェミンからお話は聞きました。この度は本当にご迷惑をおかけしてすみません。では、こちらへ〉
手厚いもてなしを受けながら、私は奥のエレベーターに乗り込んだ。
着いたのは、7階の広ーい応接間のようなところだった。
〈少々お待ちください〉
スタッフさんがどこかに行ってしまって、だだっ広い部屋に1人になった。
これから会うのかと思うと、もちろん緊張しないわけが無い。
羊が1匹、羊が2匹、、なんて明らかに使い方の違う呪文を心の中で唱えていると、ガチャリ、と扉が開いた。
「Aさん、来てくれてありがとうございます」
そこにはこの間とはまた違った雰囲気のジェミンさんが立っていた。
「ジェミンさん、」
かきあげられた前髪に被さった片目の隙間から、黒く澄んだ瞳がこちらを捉えた。
ジェミン「Aさんなら来てくれると思ってました」
と白い歯を見せてニッコリ笑う。
「へへっ、、そういえば、あのリップ、どうして私のって分かったんですか？」
口から心臓が飛び出しそうなのを必死に抑えて聞いた。
ジェミン「ああ、Aさんが持ってましたからね、しっかり見ましたもん僕。」
といたずらっぽく笑った。
ジェミン「追いかけることも出来たけど、また会う口実を作りたくて」
「え、？」
それってどういう意味だろう、と思考停止した。
ジェミン「なーんてね。あ、お詫びしないと。Aさん、何か食べたいものあります？」
言葉を濁されたけど、気にしないことにした。
「えーっと、、甘い物、食べたいです」
ジェミン「甘い物、それじゃあ___」
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ゆう(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます(TT)テストが終わり次第たくさん更新するので、ご覧いただけたら嬉しいですm(_ _)m (2021年5月19日 5時) (
レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 読ませていただきました！続きが気になりました！ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 市民さん» そう言って頂けてすごく嬉しいです(*^^*)更新がんばります!! (2021年5月1日 7時) (レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
市民 - きゅんきゅんします！！更新楽しみにしています！ (2021年4月30日 11時) (レス) id: faea0dc128 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 017さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます...！！頑張ります！( .. ) (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年4月24日 22時
