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グッズを見ているうちに、あっという間に時間は過ぎていく。
さっきにも増して忙しそうなスタッフさん達の邪魔にならないよう、ベンチにおとなしく座った。
リン「やば、あと30分だよ」
席は扉を開けてすぐそこだから、いつでも出られるようスタンバイしておいた。
〈あ、チョンロ、あなたのイヤモニあっちに置いてあるから〉
チョンロ、という名前を聞いた瞬間、私とリンは声のする方に一斉に振り向いた。
ドリムのメンバーは、ジェミンと、何かと登場するヘチャンさんしか知らなかったので、事前にメンバーの顔と名前を一致できるようにしておいたから、チョンロさんがドリムのメンバーだということはすぐに分かった。
「了解です」
そう言って物陰から姿を現したのは、間違いなくドリムのチョンロさんだった。
緩くパーマのかかったミント色の髪に、キラキラの衣装を身にまとっていて、それはもうとてつもないオーラを放っていた。
リンなんて、口をあんぐり開けたまま茫然としている。
チョンロさんはこちらを見ることもなく、また走っていった。
リン「やば、真剣なロロ、超かっこいい」
リンはピンクに染まった頬を両手で包んだ。
そうか、ここは舞台裏だから、アーティストも通ることは無いわけではないんだ。
それにしても、私達一般人がこんなにも間近で姿を見れるなんて普通考えられないな、なんて思った。
すると、遠くからヘチャンさんの特徴的な声が聞こえた気がした。気のせいかな、と思う程度だったけど、それはすぐにハッキリとした音声に変わった。
ヘチャン「ロンジュナー！俺の耳飾りどこ？！」
ロンジュン「俺が知ってるわけないじゃん！」
...またもやリンすごい顔。
ちなみに私も、こんな近くまでメンバー来るんだ、という驚きを隠せないでいる。ていうか、耳飾りって言い方可愛いな。
その後すぐに、少し離れた廊下をヘチャンさんとロンジュンさんが歩いているのが見えた。
ヘチャン「さっきまで控え室にあったんだよぉ」
ロンジュン「知らないよ、トイレにでも落としたんじゃねーの？」
こうやってみると、ヘチャンさんは本当にかわいいクマのような顔をしていて、ロンジュンさんはパーツひとつひとつが洗練された美少年だった。
ごちゃごちゃ言い合いをしながら小さくなっていく二人を見届け、半ば放心状態のリンと共に席へ移動することにした。
ジェミンの姿は見れなかったけど、間もなく開演すると思うと、胸の高鳴りは抑えきれなかった。
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ゆう(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます(TT)テストが終わり次第たくさん更新するので、ご覧いただけたら嬉しいですm(_ _)m (2021年5月19日 5時) (
レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 読ませていただきました！続きが気になりました！ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 市民さん» そう言って頂けてすごく嬉しいです(*^^*)更新がんばります!! (2021年5月1日 7時) (レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
市民 - きゅんきゅんします！！更新楽しみにしています！ (2021年4月30日 11時) (レス) id: faea0dc128 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 017さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます...！！頑張ります！( .. ) (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6aed278d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年4月24日 22時
