45 ページ49
Aside
ん...何か暖かい...
頬に違和感を感じた私は、薄っすらと目を開けた
「...やっと起きたんか。何やっとんだお前...!!」
...え?イケメンが私の10cmくらい手前に居る?
ていうか爆豪くん!?
慌てて飛び起きた
よく見たら私 爆豪くんの手握ってるし!!
「ば、ばばば爆豪くん!?!?!??!?!!?一体これはどういう状況でございましょうか!?」
「は?ノックしても返事がなかったから勝手に入ったンだよ。つーか鍵かけとけや!!」
爆豪くんとまた普通に話が出来てる
...これは夢じゃないんだろうか...
本当に、爆豪くんを助けられたのか
まだ爆豪くんが何か言っているが、私は感動のあまり何も聞いていなかった←
「...本当に、爆豪くん...?」
「はァ?...そうに決まってんだろ」
一瞬怪訝な顔をしたが、すぐに理解してくれた
助けられたんだ...!!
思わず、涙があふれ出た
「...何泣いとんだ。俺が助からねェとでも思ってたんか？」
ブンブンと首を振り、否定する
「嬉しいだけで...本当に、助けられたんだと思って...!!」
「...」
...あれ、爆豪くんが下を向いて黙ってしまった
どうしたんだろう
心配して、彼の顔を覗くと
目がつり上がってヤバい事になってた←
「A...!!いいか、俺はお前に助けられてなんかねェ!!!」
急に、怒鳴られる
はい?
彼が言うには、誰にも助けられてなく
自分で考えていた時に、ちょうど切島くんが来ただけらしい
嘘だろ...さすがにアレだけやって、助けられてないはキツイ
彼にも色々思うところはあったのだろうが、けっこう傷ついた
まあ、それぐらいならまだ我慢できる
彼の自尊心の高さは長所でもあると思っていたし
「Aは、ただ俺に守られていればいいンだよ!!勝手なことすんじゃねェ!!」
勝手な こと
この発言が、いらなかった
私のコミュ障になったきっかけを思い出させた
「...なんですか...勝手なことって...。私は、あなたにとって何なんですか？...役に立ちたいと、報いりたいと思うことは迷惑ですか...!?」
「あなたも 離れていくんですか!?」
さっきとは、違う想いで涙があふれ出た
迷惑だったのか
“また”私は余計なことをしたのか
彼が、驚いた顔でこっちを見る
彼と目があった
私は、そのまま体の制御が効かなくなり
倒れていった
“重度”のコミュ障に、逆戻りだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 515人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆんゆん(プロフ) - 晴妃さん» 全然迷惑じゃありません!!むしろありがたいです...。敵はどう動くのでしょう...? (2018年8月25日 13時) (
レス) id: 6719ba7eb1 (このIDを非表示/違反報告)
晴妃 - 敵に取られないように、爆豪君頑張って！そして、ゆんゆん様も頑張ってください！【何度も同じようなコメントすいません！もし、迷惑ならば、言ってください！ (2018年8月25日 13時) (レス) id: c136d588de (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 晴妃さん» ありがとうございます!もう晴妃さんのコメントに随分助けてもらってます...主人公は、今どうなってるんでしょうね...？ (2018年8月25日 9時) (レス) id: 6719ba7eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 春華さん» レス遅くなってすみません!!ハマって頂けるなんて光栄です...!!是非春華さんの小生、読みたいです!! (2018年8月25日 9時) (レス) id: 6719ba7eb1 (このIDを非表示/違反報告)
晴妃 - またまた見ました！複数回のコメント申し訳ございません！(書きたかったので…)主人公は大丈夫でしょうか？！ハラハラしました！次はどうなるのか楽しみです！ (2018年8月25日 1時) (レス) id: c6290f0488 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆんゆん | 作成日時：2018年8月20日 18時
