10，現実 ページ11
牛島side
Aが倒れてから、もう3週間が経つ
いくらなんでも長すぎないか？
そろそろ起きてくれ…
どうして、お前が倒れなければならないのだ…
ｺﾂｺﾂ)ｶﾞﾗｯ)
及川｢…ウシワカちゃん、、、
別にお前のことが心配なわけじゃないけど、
いい加減休んだらどうなの？
ウシワカちゃんが、そんな辛気臭い顔してちゃ
みんな部活に身が入らないんじゃないの？｣
｢及川…
お前はなんでそんなに平然としていられる？
Aは、お前にとって大切な存在ではなかったのか！？｣
及川｢大切に決まってるだろ！
でも、、、
今、喚いたところでAちゃんが
起きることは無いんだよ！
お医者さんだって言ってたでしょ！？
Aちゃんの体に何が起こったのか、
分からないって！
もうこのまま目を覚まさないかもしれないって…
そう、言ってた…だろ？
いい加減、現実を見ろよ！
苦しんでんのは、悲しんでんのはお前だけじゃ
ないんだよ！
俺も、岩ちゃんも！青城皆が苦しんでるし、
悲しんでる！
もちろんAちゃんの家族だって
みんな…みんな悲しんでんだよ…！
なのにっ！お前は！｣
及川が、こんなに声を荒らげているのを
見るのは初めてだ…
及川はいつも冷静だ
なのに、今日は…ちがう
そうさせているのは、俺か…？
それともAか…？
どっちなんだ？
及川｢おい、なんか言えよ！ウシワカ！｣
『(*´Oゞふぁ〜 もぉうるさいなぁ…
そんなに怒んなくてもいいでしょ？
全く、しょうがないやつだなぁ、及川は』
『おはよ(*^^*)若利くん！及川！』
そこには、笑いながら元気そうにおはようと
言うAの姿があった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花咲優奈 | 作成日時：2020年3月8日 0時
