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いつのまにか俺と晃兄の間の良亮は夢の中に誘われてて、今は郁人と僚ちゃんの話し声が聞こえるだけ。
俺は本を読んでたんだけど、少し晃兄が気になるんだよな…
途中まではスマホで地図を見ながら道案内してたんだけど
今は助手席の郁人に地図を預け、目を閉じたまま宙を仰いでいる。
気分でも悪いのかな…?
晃「…ねぇ、窓開けていい?…」
隣の良亮を気遣い、晃兄が小声で聞いてきた。
祥「うん、いいよ。
どうしたの?気分悪い?」
少し白い顔をした晃兄に、やっぱり気分悪いんじゃないかと心配になる。
晃「ちょっとね…」
そう言うと、また目を閉じた晃兄は窓から入る外の冷たい風に顔を当てている。
郁「酔った?」
郁人も気付いたようで心配そうに振り向いて、晃兄の顔を覗きこむ。
晃兄は大丈夫、大丈夫って呟いてるけど、顔からはどんどん血の気が引いていって
晃「…っ!!」
ついに口に手を当てて、耐えるように俯いてしまった。
郁「吐く!?
祥兄!!袋っ!」
郁人から車に常備してある袋を渡されて、慌てて晃兄の前に広げる。
吐いていいよって言うけど、晃兄は頑なに首をふる。
だけど、やっぱり込み上げる吐き気には勝てなかったようで
晃「…おえっ!、うえぇっ…!!……げほ、ごほっ…」
さっき食べたばかりで全く消化されてないおにぎりを吐いてしまった。
苦しそうに目に涙を浮かべる晃兄を見て
郁「僚兄、一回車止めよう」
そう言う郁人に指示されて、僚ちゃんが山道の中の少し広がったスペースに車を止めた。
俺は扉を開けて外に出て、晃兄の座る反対側の扉を開ける。
晃兄はゆっくりと車を降りて、その場にしゃがみこんでしまった。
郁「食べてすぐにクネクネした道に入って、酔っちゃったかもな
はい、水」
背中をさすっていると、郁人が方から水が手渡された。
僚ちゃんも心配そうに車から降りて、晃兄を見つめている。
祥「口、ゆすぐ?」
ペットボトルのキャップをとって、晃兄に渡す。
晃兄は受け取って、一度は口に含んだけど、それすら刺激になったようで、また背中を波打たせている。
晃「おぇ……ｺﾎ、けほん…ｳｪｯ…」
僚「郁人、あとどれくらいなの?」
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青 - 読話や少ない音の中での生活は精神的にも肉体的にも疲労していて、それを家族には見せないようにしている戸塚くんという感じで…長々とすみません（汗） (2015年7月5日 11時) (
レス) id: 63d528f922 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - ぴちゅさん» ありがとうございます(*´ω｀*)良亮くんの可愛いとこもよく分からないんですけど…(笑)本人の可愛さが滲み出ちゃってますかねぇ(笑) (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - やまりんさん» 晃にぃ可愛く書けてましたか？よかったです(笑)居眠りしたところですかね…?自分で可愛くしたつもりがないもんで…(笑) (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 山風英斗∞ジャスミンさん» ありがとうございます！気長にお待ち下さい♪ (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - ひーちゃんさん» ありがとうございます(*´ω｀*)頑張ります！ (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若葉 | 作成日時：2014年11月11日 20時
