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僚「うわぁっーーーーッ___やだっ!!!」
パニックになった僚にぃの大きな声が辺りに響く。
ざわざわと騒がしかった周りの世界が一瞬でシーンと静まり、そしてまたすぐ何があったと動き出す。
その騒ぎの中心は間違いなくうずくまった僚にぃ。
両耳を手でぎゅっと押さえて、周囲の喧騒から身を守ろうとしている。
「っ、なんだよ…こいつ」
僚「やだっ……や、めてっ…」
困惑する店員さんの前で小さくやだやだと繰り返す僚にぃの視界に入るように座る。
良「りょーにぃ」
僚「いやぁっ!!……」
良「良亮だよ？りょーすけ。ほら、こっち見てごらん？」
すべてを拒絶するようにぎゅっと閉じられていた目が開く気配はない。
俺は一度立ち上がって、店員さんの方を向いた。
良「ごめんなさい、この豚まんいくらですか?」
ポケットから財布を取り出して、お札が入ってることを確認しながら再び視線を上げると、店員さんの目は完全に戸惑いの色を浮かべていた。
「なんなんだよ…」
良「すみません、兄は後ろから突然触られることや大きな音が苦手で…」
目の前の人に僚にぃのことをわかってもらわないと…
僚にぃには障害があって、少しだけ他人とは違うってことわかってもらわないと…
「どんな教育してんだ…親の顔が見てみたいよ…!!」
店員さんの目が戸惑いから一瞬で軽蔑の色に変わる。
ちゃんと、ちゃんと説明しないと…
良「違う…!!違うんだって!
障害は生まれつきで、育て方じゃないんだ!
…僚にぃには発達障害があるの!」
「障害…?障害者かよ…こんなとこ来るんじゃねぇよ！
人に迷惑かけてんじゃねーかよ」
こんなとき、すぐに言葉が出てこない自分が悔しい。
大事なお兄ちゃんを守ってあげられないのが悔しい。
良「お前なんかには分かんないよ!!自分だけがみんなと違う苦しみなんて!!」
拳がギリリと音をたてそうなくらいに握りしめられている。
手は出しちゃだめだ。
これ以上騒ぎを大きくしたら駄目だ。
良「お前には僚にぃが感じてる生きづらい世界なんて分かんないっ!!!
分かってよ！世の中には色んな人がいるんだよっ!!!」
自分へのイライラと相手へのイライラがぐるぐると重なりあって、自分でもビックリするくらいの大声が出た。
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青 - 読話や少ない音の中での生活は精神的にも肉体的にも疲労していて、それを家族には見せないようにしている戸塚くんという感じで…長々とすみません（汗） (2015年7月5日 11時) (
レス) id: 63d528f922 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - ぴちゅさん» ありがとうございます(*´ω｀*)良亮くんの可愛いとこもよく分からないんですけど…(笑)本人の可愛さが滲み出ちゃってますかねぇ(笑) (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - やまりんさん» 晃にぃ可愛く書けてましたか？よかったです(笑)居眠りしたところですかね…?自分で可愛くしたつもりがないもんで…(笑) (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 山風英斗∞ジャスミンさん» ありがとうございます！気長にお待ち下さい♪ (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - ひーちゃんさん» ありがとうございます(*´ω｀*)頑張ります！ (2015年7月3日 0時) (レス) id: 7270f51a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若葉 | 作成日時：2014年11月11日 20時
