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太宰幹部、私の話を ページ2

「失礼します。太宰幹部、今回の任務の件ですが...」


「あぁ、Aちゃんか。」


「私の話聞いてます?今回の任務の件で用があっt...」


「書類整理って面倒くさいよね。全然やる気がでないよ。」


「あの、太宰幹部?私の話...」


「あぁー面倒くさい。」


「太宰幹...」


「あー、もうこんな時間かぁ。」


この人絶対私の話聞いてくれない。


「だ、太宰幹部、今回の任務の件で用が...」


バンっ


大きな音と共に突然怒鳴り声が後ろで響いた。


「おい、太宰!てめぇ今日の会議さぼりやがって!」


「仕方ないじゃないか。Aちゃんがなかなか書類整理手伝ってくれないのだから。ねぇ?Aちゃん?」


太宰幹部が此方を向くと同時に中原幹部も此方を向いた。


私は慌てて首を横に振った。


「違うってよ。」


「違わないよ。」


「違いますよ。」


なんかバラバラだな、意見。


「んで?お前こんな所で何してんだよ。」


中原幹部が私に問いかけてきた。


「あ、えーと。今回の任務について用があっt...」


「私に会いたくて此処にきたんだって。」


「はぁ?」


中原幹部違います!


そんな目で私を見ないでください!


「ち、違います!いや、ほんとに違います!」


中原幹部!


お願いですから私を信じて!


「あ、あぁ。そうか。」


違います!


ほんとのほんとのほんとに違います!


「あーなんか邪魔したか?悪かった。」


そう言って部屋から出て行った中原幹部でした。

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作者名:ゆう | 作成日時:2017年11月27日 23時

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