僕の体【Fischer's】

辛い治療 ページ11

モトキside

今日はマサイとシルクが来てくれた

他のメンバーはやはり忙しいらしい

マ「でさ〜wシルクがさw」

シ「おい！その話恥ずいからやめろぉ！」

「あはははっ笑ww」

シ「そ、そういえば今日から本格的な治療なんだよね？」

「うん よろしく頼むよ」

マ「任しとけ！」

楽しく話していたら

ｶﾞﾗﾗ

医「失礼します

治療の時間です」

「あっはい」

マ「どんな治療なんですか？」

医「今回は免疫グロブリン療法という治療法です。副作用として発熱や頭痛…苦しい副作用があります。その時はマサイさん、シルクさん、彼の状況を見て看病をお願いします。

看病をしていても彼が辛そうであればナースコールをお願いします」

シ「わかりました。」

「よろしく頼む」

マ「うん！」

医「副作用は30分以内に出始めます。

では、行きます」

俺の腕に針が刺さる

医「では、失礼します」

ｶﾞﾗﾗ…

シ「どう？まだ平気？」

「うん…平気」

特に変わった様子もなく、またシルク達と会話をし始めた

ー暫くしてー

どうしよう…頭がクラクラしてきた

体も熱い…

「ご、め…頭…痛い…」

シ「副作用出始めたな

大丈夫か？モトキ」

マ「熱も出始めてる…冷たいタオル用意出来る？シルク

そんでモトキ、熱図ろう」

体温計が俺の脇の下にはいる

シ「おっけー ちょっと待ってろ」

「ごめ、ん…ﾊｧ…」

マ「謝らなくていいの

熱は…38.5

吐き気とかない？大丈夫？」

「さむ、い…あつ、い…」

本当にそうだ。寒いのに熱い。なんだこれ…

こんなに辛いのか

シ「持ってきたぞ

頭につけとけ」

するとおでこにひんやりとした感覚が

「きもち、いい…」

マ「とりあえず毛布をかけて…」

だんだんと頭が痛い…胸が苦しい…!!!

「ま、さい…胸、が…苦し…」

マ「胸…？先生呼ぶか？」

「よん、で…」

シ「ナースコール押すな」

だんだん強くなってくる胸の圧迫感

「ﾋｭｰ…ﾋｭｰ…」

呼吸がしずらい

マ「モトキ!?」

シ「大丈夫か!!!」

マサイとシルクの声が微かに聞こえ、俺は意識を失った
ーーー
マサイside

医「大丈夫ですか!!!」

「モトキの呼吸が!!!」

医「なんと…人工呼吸器を!!!」

看「はい！」

あっという間にモトキを囲んだ機械

「モトキ…」

医「モトキさんは呼吸障害を起こしています

暫くの間は目覚めないでしょう…」

シ「そんな…」

絆→←無理だよ

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