狐のばけもの 別side ページ8
side キヨ
ここはどこだ？？
おれはたしかかーさんから「村のヒーローになれるのよ、」っていわれてもりにきたはず…
いつもははいったら怒られるあやかしのもりに。
それにもりのなかでいつものさんにんにもあった。
それぞれおなじようなことをいわれてきたらしい。
…それって…。
こーすけと目をあわせる。
こーすけもおなじことをかんがえてたらしい。
“捨てられた”？
そうかんがえるだけでも少しなきそうだった。
でもこころあたりしかないから泣かない。
いっこしたのフジが泣いていた。
フジ「ひっく…おかぁ、さぁｯ…、どこぉ…、」
いまはおれと手をつないでる。
それでも泣きやまないフジをいつものようにたがやす。
…あやすだっけ？？
「だいじょーぶだって！おれらがいるだろ？？…それに、おれが守る！」
フジに笑いながらそう言った。
おれも泣きそうなのをがまんして、こーすけといっしょにとししたのフジとヒラをつれてたくさんあるいた。
もうかえりみちもわからないくらいあるいた。
それなのに周りはずーっと木。
でも目のはじのほうにひかりがみえたんだ。
みんなでそれに向かってるはしった。
いっしゅんだけピカーってめのまえがめっちゃひかった。
とおもったら、しらないいえのまえにいた。
さすがのおれも、こーすけもびっくりした。
それにフジもなきだしてしまった。
ガチャ。
おれのまうしろにあったどあがひらいた。
そこに立ってたのは、まっくろでこわいきつねのバケモノだった。
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作者名：食事 | 作成日時：2018年8月16日 6時
