依頼状が七枚 ページ10
『最後に責任者のサインが必要なの。えっと、責任者っていうのはお金の受け渡し人やどこまでやるかとか、、、大体依頼人がやるんだけど。』
谷「あっ！なら私がやります！依頼は私がしたし、、、」
『じゃあここにサインしてね』
Aは谷地に薔薇のペンを谷地に渡す。谷地はプリントを自分の近くにもっていくと、ペンのキャップを抜く。
清「あの、、、どこまでやるのかっていうのは、、、？」
『？だからどこまで×るのかってこと。』
清＆谷「えっ？！」
Aの予想外の返事に二人は思わず声を出してしまった。清水は開いた口を開けたまま固まっていて、谷地はプリントに書いていた文字を動揺で【仁花】という文字がガッとはねてしまう。ペンのインクがプリントに滲んでいく。
『なに？悪女をどれぐらいまで成敗するのっていっているのよ？』
清「なんだ、、、そういうことですか」
Aは谷地のもっているプリントを他の予備のものに変えると、清水を見て喋り出す。
『悪女潰しだって色々あんのよ。要望で殺しはしなくてもいいけど、生き地獄にしろとかいわれる時もあるし。』
清「Aさんは、悪女をコロしてとお願いされたら殺すんですか？」
清水の言葉に口を濁す。首を傾げて手を口元におく。結構悩んでいる様だ。『うーん』と唸りを上げて谷地の方をむく。
谷「私ですか？！」
『谷地さんならどうする？』
谷地はAに【谷地仁花】と記入されたプリントと薔薇のペンをAに渡す。Aはそれを受けとると印鑑を出し、名前にかかるかかからないかの真ん中に印鑑を押す。五秒ぐらいたつと、印鑑をゆっくり離す。くっきりと赤く印刷された【一ノ瀬】という字が映る。
『もしコロさなかったら谷地さんの一番大切な人が死ぬって言われたら？』
谷「え？えっと、、、、」
急に振られた話の内容に混乱する谷地。すぐに返事が、出ずそのまま頭を下げてしまい三人の間に長い沈黙が流れる。清水も谷地につられて、頭を下げる。しかしその沈黙を破ったのはAの予想外の言葉だった。
『私は×るよ』
谷＆清「え？」
『だって私には自分の立場や命より大切な人がいるもの。』
すぐに答えられないということは、それは大切な人じゃない
『でどうする？』
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卯月葵(プロフ) - 十三枚目のスガさんの漢字が違いますよ！菅原孝支です！ (2019年2月19日 21時) (
レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - スミマセン！少しだけ修正しました！ (2018年8月31日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 皆さーん！続編できました！以外と早くできました(笑)続編の方でも宜しくお願い致します！ (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 後ろのメリーさんさん» ありがとうございます！続編の方も宜しくお願い致します！ (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 春月さん» ありがとうございます！じゃあ私も脱ぎますか(ﾊﾞｯ (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安い料理屋 | 作成日時：2018年8月14日 16時
