依頼状が五枚 ページ7
昼休み
それは授業で疲れた生徒の唯一の休憩時間。授業で疲れた体を休める生徒もいれば、空腹で弁当や学食を食べる生徒、廊下でクラスの離れた友達と話す生徒。昼休みとは生徒が一番楽しみにしている時間第二位ぐらいだろう。授業で静まり返っていた学校に少し朝の賑やかさが戻り始める。がしかし、一年七組少人数の教室の中では緊張が走っていた。
中では一年の谷地と、三年の清水潔子と、一年の相川Aが向かい合った椅子に座っている。
『えっと、、、谷地さんと?』
Aが谷地の方を見て隣に座っている清水をちらりと見る。
谷「あっこちらの先輩は三年の清水先輩で、、、私と同じ悪女の被害者の方です!」
清「清水潔子といいます。今回は宜しくお願いします。」
清水はAに向かって頭を下げる。高校の中では先輩でも、Aの方が断然年上だ。敬語を使う他がない。
『あぁ宜しくね〜。じゃあ早速だけど悪女についての最終確認ね』
谷「はいっ」
Aはポケットからスマホを出し、谷地とのライン会話の履歴を開いた。
『えっと、悪女の名前は花園きらら。烏野高校バレー部マネージャー一年三組。大体は選手の前では猫かぶりでぶりっ子。しかし、マネージャーの仕事中では谷地さんと清水さんに任せてスマホをいじったりしている。その上選手達には、二人が仕事をしないという始末。仕事してない事を指摘すると、応援しているしスポドリも渡していると言い訳か、、、。一番多い悪女だな。』
谷「はい、、、。先輩方は信じてくれなくて、悪女潰しの依頼ができるサイトが見つかったのですぐに依頼しました。」
清「最近は、一年にも手を出し始めました。前までは二、三年だけだったので。」
『ふーん。それはまずいな、、、』
清水の話によると、前は二年を中心に仲間を増やしていって、最近は一年にも泣きながら「二人が仕事してくれないの」といい始めたらしい。あまり悪女に仲間がいるとこちらとしてはやりにくい。出来れば、一年の皆にはそのままでいてほしい。
谷「日向達にバレー頑張って欲しい、、、だからお願いします!」
清「私からもお願いします。スガ達を、、、バレー部を救って下さい!」
二人はAに頭を下げると、そのまま動かない。
『任せて下さい。絶対に失敗なんてしない、、、』
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卯月葵(プロフ) - 十三枚目のスガさんの漢字が違いますよ!菅原孝支です! (2019年2月19日 21時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - スミマセン!少しだけ修正しました! (2018年8月31日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 皆さーん!続編できました!以外と早くできました(笑)続編の方でも宜しくお願い致します! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 後ろのメリーさんさん» ありがとうございます!続編の方も宜しくお願い致します! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 春月さん» ありがとうございます!じゃあ私も脱ぎますか(バッ (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安い料理屋 | 作成日時:2018年8月14日 16時