依頼状が三枚 ページ4
加「君が相川か!担任の加川だ!宜しく!」
『はい。宜しくお願いします』
加「じゃあ教室に上がるかって忘れ物!少し待っててくれないか?」
『はい。分かりました!』
加川は「すまない」とAにいうと奥の放送室に入っていった。
加川の第一印象は熱い。とにかく熱い。まだ教師になったばかりなのか、隣に座ってテストの採点をやっている教師より雰囲気が柔らかい。隣に座っている教師は結構な年で、加川の様ないきいきとした感じがない。昨日は徹夜だったのか、目のまわりには薄紫色の紫陽花がくっきりと咲いている。それで今日は、昨日終わらなかったテストの採点の続き。教師の朝は結構早い。中では期末テストの採点は、学校に泊まってやる教師もいるらしい。隣の教師は「こんなテストを採点したあと生徒の面倒をみるなんて」と言わんばかりの顔してテストを見ている。教師にも色々あるのだ。生徒の問題やテストの作成、採点、三年の担任は大学受験だってある。以外と大変なのだ。
加「すまない!待たせたな!」
『いいえじゃあ行きましょうか!』
加川がAの言葉に頷くと、パタパタサンダルを鳴らして歩いていく。その後ろをAが追いかける。加川の背中は大きい。成人男性でもここまで大きくないだろう。何かスポーツでもやっていたのか。少し筋肉がついているし、肩も大きいので野球等だろうか。
背中が大きい。
まるで、、、
『、、、アイツみたい』
加「相川?何か言ったか?」
『っ!いいえっ何も!』
加「そうか?じゃあ俺が呼んだら教室に入ってくれ!」
『はい!』
色々な事を考えていると、もう教室の前だった。クラスは一年五組。Aの真上で一年五組と書かれた名札が風で揺れている。
加「ホームルーム始めるぞー!席につけー!」
加川の声でガタガタと椅子を動かす音がする。さっきまで廊下まで響いていた生徒の声が一気に静まる。一年五組は進学クラスだろうか、進学クラスの担任をしている加川は割と凄い実力者なのかもしれない。
加「今日の予定の前に昨日いっていた転校生が来ている!」
『っ!』
緊張してポケットから手鏡を出し前髪を揃える。
加「じゃあ入ってくれ」
『相川Aです宜しくお願いします!』
※紫陽花とは隈の事です
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卯月葵(プロフ) - 十三枚目のスガさんの漢字が違いますよ!菅原孝支です! (2019年2月19日 21時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - スミマセン!少しだけ修正しました! (2018年8月31日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 皆さーん!続編できました!以外と早くできました(笑)続編の方でも宜しくお願い致します! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 後ろのメリーさんさん» ありがとうございます!続編の方も宜しくお願い致します! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 春月さん» ありがとうございます!じゃあ私も脱ぎますか(バッ (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安い料理屋 | 作成日時:2018年8月14日 16時