依頼状が八枚 ページ11
清「どうするって、、、?」
『どこまで悪女を痛めつづける?』
Aは低い声で、谷地と清水にと問う。青い宝石のような目で此方を見るが、その目には光はなく闇に包まれている。ブラックホールのように二人の注目を吸い込む。
清「それはっ、、、!」
((キーンコーンカーンコーン))
清水がAの言葉に応答しようとすると、ホコリを沢山被ったスピーカーから馴染みのある、学校のチャイムがなる。さっきまで、この教室まで聞こえてた生徒の声がだんだん「じゃあね」や「席つけ〜!」等と先生の声が聞こえてくる。確か谷地と相川の次の授業は、加川の数学だ。加川の授業は遅刻厳禁になっている。体調不良以外で遅れたら、放課後に反省文三枚書かなければいかない。あまり、生徒の人気がない理由は加川の熱さが裏目に出てしまっている。
『あっチャイム。じゃあ明日にでも聞こうかな。』
Aは勢いよくたつと、教室の扉に手をかける。清水もそのあとを追おうと、席に立った瞬間谷地が大きな声を出し、Aにこういった。
谷「私達マネージャーが傷ついた分!!」
『、、、どういうこと?』
谷「私達が心に負った傷ぐらいまで傷つけて下さい!!」
清「仁花ちゃん、、、」
『へぇ、、、』
谷地の発言に感動して目に水の膜が張っている清水。言いきったと言わんばかりの谷地の顔。その光景を見たAは一息つくと、扉を開ける。
谷「Aさっ『今日の放課後!』
谷地が自分の発言を無視して教室を出ようとするAを止めようとする。とAが谷地の声に合わさせて声を出す。
『体育館でまた会おうね!』
Aはそういうと谷地の手を引き、教室に歩き出した。清水も遠ざかる二人を見て、笑みを浮かべると自分の教室に歩き出した。
谷「Aさん?」
『どうしたの?仁花いつもAって呼んでるじゃない?』
教室を出るとAはいつもの様に高校生の“演技”を始めた。Aのスイッチが入ったようだ。悪女潰しの本領が契約された事によって。
谷「ううん何でもないよ。A!」
谷地はその場の空気が読めたのか、Aの会話に乗る。Aが一年五組の教室に入ると、加川が此方を見ている。
加「二人共!5分の遅刻だ!何していた!」
『トイレでーす!』
加「そうか?とりあえず席につけ!」
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卯月葵(プロフ) - 十三枚目のスガさんの漢字が違いますよ!菅原孝支です! (2019年2月19日 21時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - スミマセン!少しだけ修正しました! (2018年8月31日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 皆さーん!続編できました!以外と早くできました(笑)続編の方でも宜しくお願い致します! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 後ろのメリーさんさん» ありがとうございます!続編の方も宜しくお願い致します! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - 春月さん» ありがとうございます!じゃあ私も脱ぎますか(バッ (2018年8月25日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安い料理屋 | 作成日時:2018年8月14日 16時