依頼人が二十七人 ページ30
?「おい!!!何してんだよ!ボケェ!!!!」
『影山く、、、ん?』
Aの手を強く握りしめているのは、影山だった。
混乱する頭を整理しながらAは影山を見つめる。
国「は?何で影山がここに、、、」
影「Aさんの次の仕事場所が青城って分かったから、、、、、、おい。どういう事だ」
『うひゃあっ』
影山は声のトーンを下げると、Aを自分の腕の中に包み込む。フワフワした影山のジャージが乾ききった赤い頬に触れる。落ち着く匂いだった。国見はA達を見つめながら、口を開く。
国「、、、別に何もない」
影「こんなに泣いてて、何もないわけないだろ。血も吐いて」
国「はぁ、、、少し襲おうとしただけ。血を吐いていたのは全然知らない」
影「はぁっ!?襲おうって、、、!」
国見の呆気ない返事に影山は驚く。国見はなんともない顔をしているが、話の内容からしてはとんでもない事を言っている。影山はそう思った。
影「、、、Aさん、行きましょう」
国「ちょっと?影山、抜け駆けは許さない」
影山は国見に背中を向けると、Aの手を引いて歩き出す。Aも吊られてフラフラ歩く。口を押さえながら震える足を踏ん張りながら。
国見は影山の掴んでいるAの手と反対側の手を掴むとギュッと強く握りしめる。
国「Aさんは俺の物だけど?」
影「Aさんは物じゃねーよ」
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メルヘン(プロフ) - 卯月葵さん» うざ (2019年1月13日 11時) (レス) id: 3f3dd1f968 (このIDを非表示/違反報告)
卯月葵(プロフ) - メルヘンさん» 奇遇ですね☆(*ゝω・*) (2019年1月13日 11時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン(プロフ) - ぁ、葵くん (2019年1月13日 11時) (レス) id: 3f3dd1f968 (このIDを非表示/違反報告)
卯月葵(プロフ) - くにみん夢主ちゃんと間接キス!? (2019年1月6日 22時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - HQみかんさん» ありがとうございます(*^-^*) (2018年9月8日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安い料理屋 | 作成日時:2018年8月25日 21時