依頼人が二十四人 ページ27
低い声で葵の耳にしっかり聞こえるように声をはる。
『私の仕事は悪女潰しよ?アンタ達は【お子ちゃまのプチ悪女】じゃない?私がターゲットにしているのは【悪女】なの。アンタ達みたいなプチ悪女なんて、潰しても意味ないじゃない。悪女するなら全力でしないと、潰す側だってやりがいを感じないのよ』
要「さっきから何を言ってるの、、、?」
葵「、、、つっ潰すって何?」
Aは葵の頬から手を離すと、笑顔で胸ポケットから名刺を出す。
『私、悪女を潰す仕事をしているの。勿論、貴女達よりも断然年上よ』
要「まさか、イギさんは貴女なの、、、?」
葵「、、、嘘」
名刺を要に渡すと、要の襟を掴む。Aの顔はニコニコと笑顔でいるが、目は死んでいた。暗闇に包まれた赤い月がキラキラと輝いている。要はAの手を離そうと、必死に抵抗するが力が強いのか中々離れない。Aは要の頬を左手で叩く。要は叩かれた衝撃でその場に倒れる。そんな要をAは足で腰を踏む。
『、、、ほら、やっぱりそうじゃない。要さん?』
要「ハァハァ違うっ、、、!」
『要さん、葵さん達はドMでしょう?』
要は顔を赤くして息づかいが荒くなっている。両手を震わせながら口からよだれを出している。葵も要の赤面が移ったのかAを見てニヤけている。Aは要の背中にのせている足をグリグリ食い込ませる。
要「痛っっっっ!!」
及「ちょっと?!?!いい加減にして!!!」
及川がさすがにヤバいと思い、止めにかかる。
『エイッ』
及「はぁっ?!」
Aは後ろから自分の腕を掴もうとしていた及川の腕を掴む。右に手首を曲げり、及川の懐に突っ込む。そのまま、怯んで倒れる及川をAは床ドンするように覆い被さる。一瞬のことでA以外が全員が口を開けて驚いている。
『今回も結局すべての元凶はアンタよ?及川君、、、?』
及「えっ、、、?」
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メルヘン(プロフ) - 卯月葵さん» うざ (2019年1月13日 11時) (レス) id: 3f3dd1f968 (このIDを非表示/違反報告)
卯月葵(プロフ) - メルヘンさん» 奇遇ですね☆(*ゝω・*) (2019年1月13日 11時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン(プロフ) - ぁ、葵くん (2019年1月13日 11時) (レス) id: 3f3dd1f968 (このIDを非表示/違反報告)
卯月葵(プロフ) - くにみん夢主ちゃんと間接キス!? (2019年1月6日 22時) (レス) id: 3411144c18 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - HQみかんさん» ありがとうございます(*^-^*) (2018年9月8日 22時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安い料理屋 | 作成日時:2018年8月25日 21時