ぬいが２つ ページ3
｢……で、僕の所来たと｣
｢……はい｣
あの後勢いで飛び出してしまった私は、唯一の友人である鬱の家に転がり込んでいた。
｢だから鬱くん、お願いです。どうか私を少しの間ここに居させてもらえませんでしょうか……！｣
土下座しそうな勢いで頭を下げる。
彼はしばらくの間｢うーん｣と悩んでいたが、｢ええよ｣と結構軽くOKしてくれた。
｢ありがとうございます！｣ともう一度頭を下げる。
｢そんな頭下げんといて？僕たち友達でしょ？Aちゃんのためなら、そのくらい｣
下がったメガネを直しながら言う彼。
こんな優しい方がいて、本当私は幸せ者だなぁ、と思う。
｢……それにしても｣
｢ん？どうかした？｣
私は鬱くんの部屋をキョロキョロ見渡す。
｢鬱くんの部屋、こんな綺麗だったっけ｣
彼の家はアパートで部屋もそんなに広くはなく、広間が一つだけ。
中心には小さいテーブルが一つあり、シンクには皿一つ置かれていない。
そして私物が端に整頓され鎮座している。
一般なら、これが普通だろう。
だが、彼の部屋にしては珍しいなと思う。
何故なら、前、この普通が普通ではなかったからだ。
｢まぁ、あれから君の彼氏にこっぴどく怒られてなぁ。まず身の回りからと思って部屋掃除したんよ｣
｢ふぅん、けど相変わらずニート？｣
｢いやいや、一応、会社で働いてるよ。小さな会社やけど｣
そう言い彼は頭をかく。
実はこの人、前は見てるこっちが恥ずかしくなるぐらいのクズだったのだ。
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ぐりんてぃ(プロフ) - yuuna72431@icIoud.comさん» コメントありがとうございます！ shpさんてつけないんですね…！？ しかしこちらはもう結構前の作品なのでお直しはしないと思います…！教えてくださりありがとうございます！ (4月27日 11時) (
レス) id: 91f47c6a3f (このIDを非表示/違反報告)
yuuna72431@icIoud.com(プロフ) - とてもこの作品好きです！失礼だったらすみませんがshpさんって腕時計付けないって言ってたと思います！ (4月27日 10時) (レス) @page23 id: f807c29149 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりんてぃ(プロフ) - シロクロさん» 教えてくださりありがとうございます！ 箱推しは全員が好き、覚えておきます！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: 91f47c6a3f (このIDを非表示/違反報告)
シロクロ - 箱推しというのは全員が好きということですよ (2021年7月25日 19時) (レス) id: f403e27efd (このIDを非表示/違反報告)
ぐりんてぃ(プロフ) - A-tisハルナさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます！ ハックくん可愛いですよね…！ カエルパーカー着てんのとか好きです…！ (2021年7月14日 20時) (レス) id: 91f47c6a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐりんてぃ | 作成日時：2020年8月8日 12時
