〇〇な彼女【佐久間大介】 (ページ6)

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番外編（看病）ページ6

ピンポーン。

「あ…Aちゃん…いらっしゃい…」

『え！？いつもの元気がないじゃん！弱りすぎだよ？顔真っ赤だし…』

「大丈夫だよぉ…」

『あ！危ない！』

私はグラッと立ちくらみをした大介を支えた。

ものすごく熱い…

これは重症だな…

『大介、ベッド行くよ？』

「うん…」

『…よいしょっと。ご飯は？食べた？』

「昨日から食ってない…」

『じゃあ、お粥でも作ってくるよ』

私がベッドから離れてキッチンに向かおうとすると、

袖を掴まれた。

私がベッドに戻って『どうしたの？』って言うと、

「Aちゃんといたい…」

と甘えてきた。

私は不覚にもときめいてしまい、そのままいたくなっ

たけど、ご飯を作らないと始まらない。

『ちょっと待ってて。すぐ戻ってくるから大介寝てて？』

「うん…」

私はその後、お粥を作った。うん、料理できなくても

お粥は作れるんだよね。ナイスだわ。

お茶をコップに入れようと思ったけど、そういえば大

介はお茶飲めないんだったと思い、水にした。

『持ってきたよー』

「っ………」

『…寝てる』

寝てたら、食べれないよね。

そこら辺に置いとこう。

私はお粥をベッドの隣のテーブルに置いた。

大介の手を取り、暖める。

「…んぁ、Aちゃん…」

『あ、ごめん。起こさせちゃって』

「ううん、自分から起きたから平気」

『よし、ご飯食べよ「ベッドに入って」へ？』

「ベッドに入って一緒に寝よ？」

『うっ…』

かわいい。可愛すぎる！

私はついに負けてしまい、ベッドに入る。

「えへへっ…暖かい…」

『もう、少しだけだからね？』

「俺、幸せ。Aちゃんとこうして一緒にいられるから」

『…私もだよ』

結局大介はお粥を食べずに寝てしまい、わたしもつら

れて眠りについてしまった。