〇〇な彼女【佐久間大介】

番外編（某遊園地デート） ページ14

「やっと来れたぁー！」




『仕事でなかなか来れなかったからねー』




「ねぇねぇ！手つなご！」




『はいはい笑』









私が普通に繋ぐと、大ちゃんは「違うってー」と言い

ながら恋人繋ぎをしてくる。

その行動に驚いて、私が顔を真っ赤にすると大ちゃん

が面白がって「顔赤くなったー！」と笑ってくる。









『さて、どれ乗る？』




「俺、タワーオ〇テラー」




『私はスプ〇ッシュマウンテン』




「んー、それは何回も乗ってるからなぁ…よし！俺の方行こう！」




『えっ！？ちょっと待っ…』









大ちゃんが行きたいって言ってるアトラクション。

前に1回乗ったことあるけど、大泣きしたんだよね。

怖くて怖くて。…でも、大ちゃんが乗りたいって言っ

てるんだし、頑張ろうかな！









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






…うん、予想通り。

泣いちゃった…。








「あぁぁ…こんなになるとは思わなくて…ほんっとごめん！」




『大ちゃん悪くないじゃん…私が怖がっただけだから…』





「…っ…。あ、」









うちだけ泣いて恥ずかしくて顔があげれない。

大ちゃん、絶対引いたよね…









「A、目閉じて」





『え、なんで？』





「なんでもいいからー早く」









私が目を閉じると、首元に感触があり、くすぐったい

と思ってると冷たい感触があった。

私が『つめたっ』と呟くと、「えへ、ちょっと我慢し

てねー」と声が聞こえた。

我慢してると、「いいよ」と声が聞こえたので目を開

けた。









『…え、このネックレスどうしたの!?』




「可愛いでしょ？ハートのネックレス可愛いなって思って。プレゼント。」




『ありがとう…嬉しい。』




「やっと泣き止んだー、よかったー！」









2人であははと笑っていると、ぎゅるるるとお腹の音

が聞こえた。








「『ごめんっ！…え？』」




『ふっ…同時にお腹なったー！』




「面白すぎだろー！」




『ご飯食べに行こうか』




「俺、ピッザァー」



『え、高そう笑』

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