マネージャーが無敵すぎて (ページ8)

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ボノニのひとりごと。ページ8

Aヌナは、いつも忙しい。

ずっと何かしら動いていて、休憩してるのなんか見たことない。

休んで欲しいけど、ヌナがいないと困ることばっかで。。

すごく忙しいのに、全員のことを誰よりもよく見てくれている。

不調や困っていることにはすぐ気づくし、僕達に不自由ないようにありとあらゆる手回しをしてくれている。

今日だってほら、椅子を持ってきたり。

ヌナのウエストポーチには、スングァニがもらってたビタミンとかウォヌヒョンにさしてあげてた目薬とか、その他鎮痛剤とかテーピングとかアイシングとか……

とにかくなんでも入っている。

レオヒョンはAヌナが動きやすいようきに、勘の良いヌナでも気づかないような気配りをしている。

あんなに、スマートなヒョンはなかなかいないと思う。(ぼく基準だけど)

みんながヌナに夢中で、ヌナは僕達に夢中だ。

あと、カラットにも密かに注目されていることを僕は知っている。

困った。

僕達のマネージャーが世間にバレてしまう。

いつも僕達のことだけを考えてくれている、レオヒョンとAヌナ。

独占欲かな。僕にも独占欲とかあったんだ、、、

スングァニが言ってたんだ。

「あの二人って、パッと見すごいアイドルのオーラがあるよね」って。

それすごい分かると思った。

前に一度だけスンチョルヒョンに聞いたことがある。

「レオヒョンとAヌナって、全然アイドルになれますよね」と。

ただの興味の1つとして、聞いてみたんだ。

そしたら

SC「ハンソラ、その疑問だけは一生心にしまっておけ。」

そう言われたんだ。

この上ない真剣な眼差しだった。

ビックリした。

僕達のしらない、でも一部の人は知っている何かがあるんだなとここで確信した。

あ、僕は知らない側の人間なんだ、と濁った感情が渦巻いた。

スンチョルヒョンに釘をさされてから、ふと感じるようになったことがある。

思わず腕をつかんでしまったように、

Aヌナがふらっと何処かへ行って、

帰ってこないんじゃないか

そんな、不安を抱くときがある。

『大丈夫よ。ハンソラ。』

いつも、そう優しく言ってくれるAヌナ。

その声を聞くと安心するんだ。

何人かのヒョン達が、愛おしそうで、そして切ない視線をAヌナへ送っているのを見ることがある。

あれは、知っている側だ。

無意識なんだろうな。

僕にもいつか、教えてね。

そうひっそりと待っている。