マネージャーが無敵すぎて (ページ39)

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あーチンチャ！ページ39

MC「では！！スタート前にマネージャーの皆さんに少しインタビューしてみたいと思います！！」

えーー。

いらんいらん。

なんでそんな尺使うん。

スッと走ってスッと終わらそーよー。

MC「それでは第3レーン！！大注目！SEVENTEENの美人マネージャー！！唯一の女性ですが、意気込みをお願いします！！」

そう言われマイクを向けられる。

てかさぁ、さっきから思ってたけど

『"女性"ってのが特別なのか分かりませんが、男だろうが女だろうが、速いほうが勝つ。ただそれだけのことです。』

私の言葉で場内が一瞬引き締まった。

MC「あ…そ、そうですよね…！」

テンパるMCくん。

なんかちょっと可哀そくなってきちゃったな。

『まぁ、なので私は全力で走るだけです！笑』

とびきりのスマイルで誤魔化してみたら

ウォォ！！！！と歓声が沸き起こった。

なんか、野太くね？？

一部の女性アイドルから痛い視線も感じるぞ…ピンチだA。

MC「さ、先程から盛大な掛け声が聞こえますね！メンバーからもヒトコトもお願いします！」

動揺するチキンMC(ひどい)の合図でメンバーたちを見る。

マイクが渡されたメンバーたち。

DK「せーのっ！」

SVT「ふぁいてぃーーん！！」

わぁぁ！！と黄色い歓声も混ざる。

クソデカボイス！マイクいらんやん。

そして、取り合うな。

JH「よそ見禁止〜前だけ見て走れ〜」

ハニさん、目で周りを牽制するのやめな。

SC「ゴールで待ってるからな。」

意味深すぎてもはや怖い。

HS「Aぬなぁ！！モシッタァ！！」

と、元気よく叫んだホシ。

あ、、、笑

WZ「あ。」

MG「ヒョン……名前言ったらアカン……」

HS「………あ。」

SG「あーーチンチャ！！」

マネージャーと言えど一般人なので、名前はなるべく言わないよう注意されていた。

MC「さ、さぁ！"マネージャーさん"から最後に！！」

と、私に飛んできた。

ポンコツMCが必死にフォローしようと頑張っている…笑

あらぁ…メンバーに怒られて萎えてるホシが視界に入る。

マイクに向かってメンバーに負けないでかい声で言った。

『Aヌナ、頑張るね！！笑』

おぉぉぉ！！と歓声が沸き起こった

MC「あ、ありがとうございました！では第4レーンのマネージャーさん！意気込みをどうぞ！」

SR「えーっと、Aヌナと並べて嬉しいセロンですっ！頑張ります！笑」

自分で用意したくせに。

一見フォローのようなこの発言は、一部に爆弾だった。

SC「…思い出した。」