マネージャーが無敵すぎて (ページ36)

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バズーカページ36

なんとかここまでこれた。(ヤツが付いてきてるけど)

応援しなきゃなのだ！

写真も撮らなきゃいけないなぁ…

コイツなぁ、、ずっと私の横でスマホイジってんだよなぁ、、

まじ何なんだ。

もう知らん。

もっとメンバー達がよく見えるところに行こうと動いた時、

『えっ、、？』

パーカーの裾を掴まれた。

『な…なんですか。』

振り返るとニッコリと笑顔を貼り付けたセロン。

SR「僕、ちょっと行かなきゃいけなくなりました！では、また！」

そう言い残して走ってどこかへ消えた。

『なん…だったんだ。行かなきゃいけないというか、別についてこいなんて言ってなんだが？？』

まぁ、いいや。

私にとって今がチャンス！！

カメラを片手にファンの子たちが集まる席の方へダッシュする。

今日も沢山のファンが集まってくれている。

？「あ、やっと来た！おつかれ！こっちこっち〜！！」

『ハナおんに〜！どう？みんなメンバー見えてる？』

HN「どこだって見つけるわよ〜」

『さっすが。』

セブチの有名マスターのハナオンニ。

実はハナオンニ、私が練習生だった頃を知っているレアキャラなのだ。

そのくらい前からセブチも知ってくれている、もはや母的な存在。

そんでもって、いっつもメンバーのカッコイイ瞬間をバッチリ収めてくれる天才なのだ。

HN「A、大丈夫？」

『うん、なんとか。とにかく時間無さすぎてこのチャンスを逃せば事務所に出せる写真がないかもしれない。ピンチ。』

勘がいいハナオンニには何でもバレる。

HN「まぁなぁ…Aが撮る写真、メンバーの幸せいっぱい詰まってて需要しかないもんなぁ…」

『オンニに褒められるとガチデレしちゃう。』

オンニは私が撮る写真を鬼褒めしてくれちゃう。
嬉しい、、いつもありがとうオンニ、、

とか楽しく話してるけど、
お互いバズーカ覗いてシャッターを切る手は止めないガチ勢。

気づけば100㍍走が終わり、メンバーに囲まれながらファンに挨拶しているスンチョル。
ファンからの黄色い歓声を浴びて、アイドルモード全開で良い表情を沢山するので、その様子を必死にカメラにおさめる。

HN「あ、スンチョリ気づいた。探してたのに！ってプンプンしてるよ。」

『あーー。』

HN「いないなぁとは私も思ってた。またなんか巻き込まれてるのね？」

『ちょっとやっかいな案件でして…』

HN「私に出来ることあったら言いなさいよ！」

昔からずっと味方でいてくれるオンニ、大好き。