マネージャーが無敵すぎて (ページ24)

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どうしたら。ページ24

JH「あのなぁ」

Aの言葉に、思わず苛立ちのこもった口調になってしまった。

『私は、この世の何よりもSEVENTEENが大切なの。』

そう言い切ったお前の瞳は、真っ直ぐに俺を捉えて離さない。

JH「じゃあ……俺にも教えてくれよ。」

なぜAがマネージャーになったのか。

サプライズのケーキとメッセージ付きの写真。

写真はAも一緒に撮った14人のもので、

あのときはたしか、Aが俺たちの写真を撮ってくれて、その後に強制的に一緒にとったんだったな。

デビュー以前からマネージャーとしてSEVENTEENの側にいて、それが俺達にとっての当たり前だった。

けど、

俺は当時、違和感しかなかったんだよなぁ。

俺と同じ年で、容姿も端麗、オーラもある。

事務所がマネージャーなんていうポジションに置くとは考えられなかった。

勿体なすぎる、と練習生になりたての俺でさえそう思ったくらい。

そんな彼女は、魅力的で、皆に慕われ愛されていた。

何をするにも、ヌナヌナってみんなが懐いていて、
なかなか馴染めなかった俺は、羨ましいと思ってたこともあったなぁ。

特に、スンチョルやジフナ、スニョンのような練習生歴が長いメンバーとAの間には、また違った空気感を纏っていたんだ。

もしかしたら、

Aは元々、俺達と同じ練習生だったのかも。

とは、思っていた。

Aが、芸能事務所に居ながらも表に立つことを選ばなかった理由があるんだろうな、と。

俺は、それを知らない側の人間なんだ。

お前はいつもはぐらかす。

俺が知っているAっていうのは、

いつもSEVENTEEN側にいてくれて、

SEVENTEENを一番に想ってくれていて、

SEVENTEENのことしか考えてなくて、

SEVENTEENの幸せが自分の幸せっていう思考回路なんだよなぁ。

SEVENTEENから離れることはないだろうという安心感と、

SEVENTEENのためなら躊躇うことなく姿を消してしまいそうな脆さを合わせ持つ、

"儚い人間"なんだよな。

だからかな、魅力的なのは。

たぶん、Aが元いた場所へ戻ると何かが失われるんだろう。

はぁ………俺ってこんなめんどくさかったけ……もっとこうスマーt…………

いや、めんどくさいわ。

愛されたいの塊だったわ。

それと同時に、大好きな人たちに愛情をとことん注ぎたいタイプでもある。

どうしたら伝わるかなぁ。

Aが幸せであることが、俺たちの幸せだということを。