マネージャーが無敵すぎて (ページ15)

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瞳から溢れたのは。ページ15

本日のステージを終え、残るは結果発表のみとなった。

ステージには本日の出演者全員が登壇している。

私とレオオッパは、客席の端っこで彼らを見届ける。

うちの子達一番可愛いね、なんて親バカモード全開だった。

『どうしよう…やっぱりなんかめっちゃ緊張してきた。』

LO「情緒をどうにかしろ。」

レオオッパは、一見いつも通りだけど、若干ソワソワしているのが丸わかり。

何年一緒にいると思ってんだ、バレバレだよ。

MCのコールが始まった。

MC「今週の！！！一位は！！！！」

緊張の瞬間。

思わず手に持つスマホを、これでもかと握りしめていた。

張り詰めた空気に、音が流れ込む。

その瞬間、銀テープが舞った。

MC「SEVENTEEN！！！！！」

ふと気づくと、何度も聴いた馴染みのメロディが会場を包んでいた。

『…。』

分かってはいるけど、理解が追いついていなくて放心状態。

視線の先にはステージ上で涙を流すメンバー。

『あれ、みんなが、泣いてる………』

何で泣いてるの…？とまで混乱していた。

LO「あいつら！！一位を取ったんだ！！」

珍しく興奮しているレオオッパ。

LO「あいつらよくやったなぁ！！………ってお前…」

私の顔を不思議そうに覗き込むオッパ。

LO「………泣いてるのか…？」

『…え？』

なんで私が…と指で頬を撫でる。

止まらなかった。

大粒の涙が次々出てきていた。

『わ、なにこれ止まんない。』

拭いても拭いても溢れる涙。

こんなの、見せられない。

メンバーのコメントが聞こえるような聞こえないような。

ジフナ、スンチョル、スングァ二、スニョアが泣いてるのがぼんやり見えていた。

他の子もウルウルしてる。

思わず会場を出ようとしたとき、

HS「それと！！マネージャーヒョン！！ヌナ！！」

スニョンが嗚咽まじりの声で叫んでいた。

パッとステージに目を向けると、全員がこちらに手を振っていた。

DK「うわぁ！ヌナ泣いてるの！？！？」

ソクミナのでかい声を、離れたマイクが拾う。

それの声で気づいた何人かの子たちが、信じれれないと目を真ん丸にしていた。

そりゃそうよ、私だってビックリよ。

メンバーの前で泣くなんてこと、もう絶対しないと誓ってたんだもん。

でも、これはまた違う涙なんだね。

嬉しくて泣けてくるってのも、悪くない。

だからソクミナに負けない声で返した。

『おめでとう！！！！！愛してるSEVENTEEN！！！』