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時計を見ると21時半をさしていて、
すっかり誰も居なくなってしまった食堂を見渡す。
海くんも30分くらい前に切り上げて部屋に戻っていった。
私もそろそろお風呂入って寝る準備しないと明日に響くなと思い片付けをしていると
入口に気配を感じる。
『…光太郎くんでしょ?バレてるよ』
木「っ…A、もう終わった??」
弱々しい光太郎くんの声が耳に入ってくる。
『もう終わりだよ』
すると、そろーっと入ってきて、
私の様子を見ながら近づいてくる。
『ふふっ何でそんな遠慮がちなの?』
木「邪魔したくないから!」
『光太郎くんらしくないなぁ。』
私が勉強していると絶対に無駄なおしゃべりはしてこない光太郎くん。
でもきっと何か話したいんだろうなぁ
伝えたいんだろうなぁ
ってのが伝わってくるくらいソワソワしてて、
私はそんな光太郎くんも好きだったりする。
今も、もう終わったって伝えたのに
まだ遠慮がち。
そんなに遠慮してるなら私から行っちゃおっかな…
私は光太郎くんの側に寄って、
1日の疲れを緩和させるように抱きついた。
木「!!A?!////」
『光太郎くんが来ないなら私から行っちゃおっかなって思って。』
木「〜〜〜////」
光太郎くんの腕が私の肩の上を通って頭を抱きしめられる。
身長的にそうなるけど…
顔が光太郎くんの胸の辺りに押し付けられて苦しい…
でも不思議と安心する。
ドクドクドク
『光太郎くん緊張してるの?心臓速いよ』
木「当たり前だろー!Aと一緒に居る時はいつだってドキドキするよ」
『嘘だーそんなこと言ったら学校にいる時ほとんどそうじゃん』
木「嘘じゃないよ!授業中もAのこと見てドキドキしてるよ。俺、席替えしてから授業中寝てないし!」
あーたしかに。
最近光太郎くん寝てなかったかも…
『そろそろ慣れて貰わないと…』
木「Aがトッピョウシもないことするから!!」
『突拍子?そうかな?私これでも光太郎くんにすごく甘えてると思うんだけど…』
木「ハグだけじゃ足りないよAーーー///」
『えーでも誰か来たら嫌だし…』
木「お願い1回だけ!!」
仕方ないなぁ…そう言って私は少し背伸びをすると
光太郎くんは私の顔を両手で包んで
唇を押し当ててくる。
なかなか離してくれなくて恥ずかしくなってくるし
背伸びした脚もツライ…
でも自分からは離したくなくて…
私たちは誰も居ない食堂で
何度もキスした
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mraka(プロフ) - (o´・ω・`o)さん» 何となくの木兎さん母のイメージです!笑 そして木兎さんには母ちゃんと呼んでてほしい!笑 (2021年3月23日 1時) (レス) id: a56a7e1d03 (このIDを非表示/違反報告)
mraka(プロフ) - エノさん» 梟谷の雰囲気好きです!!更新がんばります! (2021年3月23日 1時) (レス) id: a56a7e1d03 (このIDを非表示/違反報告)
mraka(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月23日 1時) (レス) id: a56a7e1d03 (このIDを非表示/違反報告)
(o´・ω・`o)(プロフ) - めっちゃ面白くて好みです!(笑)母は強かった笑笑 (2021年3月22日 15時) (レス) id: 1f4799768f (このIDを非表示/違反報告)
エノ - 木兎さん箱推ししているので、ほんとーにこの小説は私の癒やしデス!!!!更新頑張って下さいね!!!楽しみにしてます!!!!(`・ω・´) (2021年3月16日 11時) (レス) id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mraka | 作成日時:2021年3月13日 1時