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「聞いた?鶯谷さん、生徒会長と付き合い始めたらしーよ」
「は?!まじで?!」
噂が広がるの早いな…
実は昨日、授業後に帰ろうと思っていたら生徒会長である小鳥遊くんに呼び止められて
もう何回目かも分からない告白をされた。
毎回断ってる。
今回だって断った。
なのに
小「俺、絶対に鶯谷のこと幸せにできると思う。試しに1ヶ月付き合ってください。その後やっぱりダメだったら断ってくれていいから。お願いします。」
どこからその自信がくるんだろう。
小鳥遊くんは生徒会長で真面目で、本が好きで
確かに私と似てる。
1ヶ月なら…という軽い気持ちだった。
受験勉強にも差し支えないだろう。
『1ヶ月だけなら』
そう答えた次の日にこんなに広がるもんなのかな?
朝教室に行くと
美「ちょっとA?!噂本当なの?」
『美織……本当なんだけど…でも違うの』
すると何かを察知した美織が小声で何?って聞いてきた。
『お試しで1ヶ月付き合ってって言われただけ』
美「納得した。何かね、その噂小鳥遊くんが広めてるらしいよ。気をつけて?」
『あーうん。わかった。どうせ1ヶ月だし大丈夫だよ』
ガラッ
男子「おー!木兎おはよー!」
木「……オハヨ」
「?!?木兎どうした?体調でも悪いのか?!」
木「………」
いつもヘイヘイヘーイとか言って入ってくる木兎くんが大人しい。
不思議に思って見てると、バチっと目が合って、
木兎くんが急に泣き出した。
『?!』
木「う"……ひっく……」
男子「おいおい木兎どうしたんだよ?!?」
木「な…なんでもない…」
男子「えー絶対何でもなくないじゃん…」
いつも元気な木兎くんが泣いてるし
元気がないと調子も狂うな…
.
先「おーい、席つけー。…………っておい。木兎どうした」
男子「先生、木兎の奴教室入ってきた時からこんな感じです」
木「…もうほっといてくれ!」
先「おいおい…保健室で少し休んどけ。調子悪いなら無理しないのが1番だからな。……じゃあ保健委員!付き添いしてやれー」
保健委員の男子に連れられて、木兎くんが教室を出て行った。
どうしたんだろ…
.
1限目が終わってすぐに美織がこっちにきて
美「木兎さ、Aの顔見て泣き出さなかった?」
『え…私もそう思ったけど、そんなはずないでしょ』
美「様子見に行こうよ」
『えー。私関係ないと思うよ』
美「いいから!」
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mraka(プロフ) - (o´・ω・`o)さん» 何となくの木兎さん母のイメージです!笑 そして木兎さんには母ちゃんと呼んでてほしい!笑 (2021年3月23日 1時) (レス) id: a56a7e1d03 (このIDを非表示/違反報告)
mraka(プロフ) - エノさん» 梟谷の雰囲気好きです!!更新がんばります! (2021年3月23日 1時) (レス) id: a56a7e1d03 (このIDを非表示/違反報告)
mraka(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月23日 1時) (レス) id: a56a7e1d03 (このIDを非表示/違反報告)
(o´・ω・`o)(プロフ) - めっちゃ面白くて好みです!(笑)母は強かった笑笑 (2021年3月22日 15時) (レス) id: 1f4799768f (このIDを非表示/違反報告)
エノ - 木兎さん箱推ししているので、ほんとーにこの小説は私の癒やしデス!!!!更新頑張って下さいね!!!楽しみにしてます!!!!(`・ω・´) (2021年3月16日 11時) (レス) id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mraka | 作成日時:2021年3月13日 1時