きみの純心【赤葦京治】 (ページ7)

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『おはよう。カッコいい』

ほらね、いつも通りの言葉。

赤「おはよ。Aも可愛i………

『？？』

赤「いや……似合ってる。行こう。木兎さん待ってる」

『え、待って。京治』

間違えた。

いつも俺が言うのは"似合う"か"いいね"だ。

何でさっき、"可愛い"って言おうとした？

木「お！！あかあし！！A！！」

赤「おはようございます」

『おはようございます！』

木「なんか2人って……」

ん？

木「カップルみてえだな！！！A服可愛い！！」

『え、あ、ありがとうございます///』

赤「………」

木「手繋ぐ？繋ぐ？」

『い、いi…
赤「木兎さん。ダメです」

『京治…』

木「何だよ、赤葦が繋ぎたいのか？」

赤「繋ぎませんよ。付き合ってないんだから繋ぐはずないでしょう。いい加減にしてください」

木「な、なんだよ、冗談だろ！！」

『京治、落ち着いて？どうしたの？』

………イライラしてしまった

木兎さんに。。

赤「すみません、木兎さん…」

後から木兎さんにコソッと謝ると

木兎さんは俺を見てニヤニヤして

木「悪い、俺も試した！」

赤「試した？」

木「赤葦ってAのこと好きだろ？そんな感じしたんだよ！だから試した！嫌がったら好きなの確定だなーって！」

は？

赤「違います。幼馴染です」

木「だから！幼馴染だけど好きなんだろ？？」

赤「違います。家族のように大事にしてますけど、俺は…」

木「何だよ〜。似合ってんのに〜」

赤「Aに変なこと吹き込まないでくださいね」

木「ほーい。あ、Aトイレから出てきた！おーい！A〜」

あ、として嬉しそうに小走りで戻ってくるA。

ワンピースがヒラヒラと舞って

胸が揺れ………

じゃない。

何言ってるんだ、、、、

赤「おかえり」

『ただいま。ごめんなさいトイレ混んでて』

木「しょーがねーって！よし早速映画見よーぜ！」

木兎さんの隣を歩くAを

この手で捕まえたくなってしまう……

堪えろ……

俺にとってAは幼馴染だ

可愛くて仕方ない、幼馴染。

家族、妹………

心臓が、ズキズキうるさい。