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悶々しながらAとの勉強1日目を終えた。
まったく進まなかったノート。
とりあえず、飯食って頭リセットさせて、
寝るまで集中しよう。
ふとAが座っていた場所を見ると
Aがいつも使ってるペンが落ちていた…
忘れ物…
明日渡せばいっか。
結局、そのペンを眺めて、その日を終えてしまった。
俺のバカ………。
次の日
Aから
『京治、私今回のテストは自力で頑張ってみる』
と告げられた…
帰りも別々で帰った。
というか教室に迎えに行ったらすでにAは居なくて、Aの友達に聞いたら、勉強するって帰ってったよ〜と言われた。
今回も俺の家に入り浸るって宣言してたのに
母親にも、俺の力貸してもらうとか言ってたのに…
居たら居たで集中できないのに
居ないと居ないで、気になるんだけどな……。
18時、
とりあえず集中できてたみたいで、ひと休憩入れようとスマホを見ると
木兎[Aに会った!!駅まで送ってやる!!]
と木兎さんからメール…
会った?どこで?
駅まで送る?どこの駅だ?
全く伝わらないメールを解読したかったけど無理そうなので
赤葦[会ったとはどこでですか?駅はどこの駅ですか?]
過保護な父親みたいなメールになってしまったけど仕方ない。
木兎[学校!図書室で勉強してたって!Aとあかーしの駅!]
赤葦[駅まで迎えに行きます。Aにそう伝えてください]
木兎[来なくていいらしいぞ?]
赤葦[絶対行くと伝えてください]
木兎[勉強してろってよ]
赤葦[息抜きだから心配しないでとお願いします]
木兎[わかったってー]
そんな返信をしている間に駅についた。
まだ当分来ないだろうから
コンビニでAの好きな飲み物を買った。
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作者名:m | 作成日時:2023年11月29日 16時