きみの純心【赤葦京治】 (ページ11)

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次の日

赤「木兎さん、昨日はありがとうございました」

木「お？？？こっちこそありがとうな！あかあし！」

赤「はい。では朝練頑張りましょう」

木兎さんには淡々と簡潔に。

白「Aちゃんこれ作ったの？！すっごく美味しい♡」

『雪絵先輩に喜んでもらえたら自信つきます』

雀「雪絵、朝練終わってから食べなよ」

白「ねぇもう一個ある？」

『余裕持って持ってきたので全然あります』

白「わーい♪」

よかった。

美味しいと言われて嬉しそうなAの顔は

俺の癒し。

葉「赤葦顔緩んでんぞ〜」

小「まぁ気持ちは分からんでもねーけど」

木「え、え！木葉！小見やん！お前らもそー思う？！あかあしってAのこと好きだと思う？！」

葉「は？おう、そんなの初期から思ってるわ」

小「あんな可愛い幼馴染いて惚れないとか無理だよな。俺らの10倍は一緒にいんだから」

木「でもあかあしは幼馴染だって、好きじゃないって」

葉「自覚してねーだけじゃねーの？あんなに見てて惚れてないとか有り得ねえよ」

小「自覚したら赤葦が赤葦じゃなくなる？それは嫌だ！」

赤「…………そろそろ好き勝手言うのはやめて貰えませんか」

幼馴染だ

そういう感情は一切………

『京治聞いてっ。雪絵先輩が、余ったらぜーんぶ貰ってくれるんだって。嬉しい〜』

赤「っ、…そっか。良かった」

『本当は京治もっと食べたかった？？』

赤「そうだな…食べれるものなら食べたかったよ」

『え〜！じゃあ、今度菜の花の白和え作ってあげる！たっくさんね』

赤「………嬉しい」

『残さずぜーんぶ食べてね、京治』

赤「食べる……食べるよ。当たり前だろ…///」

見るな

見ないでくれ

木兎さんも木葉さんも小見さんも…

ニヤニヤしないで…

『ふふっ楽しみ』

愛しい

ニヤけそうになる

口角が上がりそうになる

頑張れ俺の表情筋…

頑張れ俺の理性…。