検索窓
今日:35 hit、昨日:11 hit、合計:33,319 hit

. ページ14

.


あっという間だった。



他校のみんながバスに乗り込むのを眺める。



西「白沢さん!俺の名前覚えましたか!!」


『にしやくん!』


西「にしのやっすよ…」


『ごめんなさい…』


西「大丈夫っす!!また再来週!!!」


『…気をつけて!』



手をブンブンふって走って行った西谷くん。



黒「飽きないね〜リベロくんも」


『うん』


黒「まぁ烏野変な奴多いよなー」


『鉄朗も負けてないよね』


黒「しれっと貶すな」




ふふって笑うと、



隣でドンッとぶつかった音がして、

気づくと鉄朗が地面とこんにちはしていた。



黒「いっってーな!木兎てめー!!」


木「そんな強く行ったつもりはなかった!!スマン!」


黒「で、何でしょーか」


木「Aちゃん笑ってるから!お前だけずりーと思って来た!」


黒「ハイハイ……また再来週まで、俺はコイツ独り占めさせて頂くわ〜」





また私の肩に腕を回す鉄朗。




木「だ、ダメだ!!!Aちゃん…拒否して!!」


『あ…うん。鉄朗、離して?』


黒「あ?嫌に決まってるだろ」


木「俺とAちゃんは友達になったんだ!!!」


黒「いや俺とAは友達以上に仲良いんですけど?年月がちげーのよ」


木「な……嫌だ!再来週まで独り占めとかずりーし!!」







『ぼ、木兎くん………連絡先教えて?その…再来週までに遊べば鉄朗の独り占めじゃないよ』


木「それってデート?」


『デ///………そ、そうかも』


木「う///うん……する。デートする///」



黒「初々しすぎかよ…」




震える手でスマホを握りしめて、

連絡先を交換して、木兎くんを見上げると、


顔を赤くさせた木兎くんが
私の頭に手を乗せた。



鉄朗とは違う。


心臓が跳ねた。




そして撫で撫でされて


もっとしてほしくて


木兎くんの目を見つめると、




急に両手を挙げた。



『え?』



木「っ/////………と、友達だから!俺たち!///」


『うん?そう…だよ?』


木「そ、そんな顔したらダメだよ?///俺にも…黒尾にも」


『?……どうゆうこと?』





ガシッ


黒「そそる顔すんなってこと。はい、もう離れなさい」


鉄朗に離されて木兎くんを見ると、
顔に手を当てていた。



木「黒尾…お前よくこんな長い時間手出さなかったな…」


黒「まぁ付き合ってねーしな」


木「お前の理性尊敬する………あ、じゃ、行くわ」




そして梟谷のバスも出発。


次は再来週…


夏休み…もうすぐそこ。

.→←.



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
83人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:m | 作成日時:2021年6月26日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。