子猫ちゃんは懐き上手【黒尾鉄朗】 (ページ7)

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GW。黒尾side

夜「新幹線わくわくするな～」

海「子供かよ」

『研磨、クロの隣はわたし』

研「座ればいいじゃん・・・」

黒「ハイハイ。モテモテの黒尾くんは真ん中座らせていただきやす」

今日からGW遠征 in宮城

今回はバスではなく新幹線で移動する。

『・・・zzz』

黒「って寝んのかよ。ってかさーこれ、どう思う、研磨よ。」

右隣のAは俺のお腹あたりに抱きつくように寝ている。

「親猫のそばから離れない子猫・・・だね。」

黒『まぁいいんだけどね』

昔からAは俺に触れて寝るのが好きで

よくベッドでくっついて寝ていた。

今でもたまに遊びに行くと、

クロ来て？と言ってハグしながらベッドで寝たりもする。

まぁ俺も、高校3年生ですしね。

それなりに外見も中身も成長するわけで

昔のように何にも考えずに・・・・

ってのは無理になってきている。

増してや、Aもかなり女の体付きになってきてるし
あんまり軽々しく触るのもなーとか

躊躇するわけだけども

本人がこれじゃあね。

今だって胸当たってるし・・・・

黒『そろそろ、意識してほしいもんだねえ・・・』

頭を撫でると

手に擦り寄るようにモゾモゾと動いた。

いつかAにも好きな人とかできたりするのだろうか。

そしたら俺はポイって簡単に捨てられて

そいつに懐くのか？

だったら、まだ
こうして昔の頃のまま、俺にベッタリのAでいいかもな。