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黒尾side


夜「黒尾、どうした?お前らしくないじゃん」


あてもなく、夜久と文化祭で盛り上がってる教室の前を歩く。


黒「なんでもないよ、夜っくん。見たいクラスあったら入ろうぜ」



いつもだったら、

俺のなんでごめんねってちょっと意地悪くAを取り戻したりするんだろう。


さっきは何故かそれができなかった。


Aが・・・別の人に見えた。


いつも真っ先に今にも飛び込んできそうなほどに
まるで尻尾を振ってるかのように
俺を見ているA。


だから俺も余裕ができて、
少し冗談も混ぜつつ、俺の女に手出さないでね
なんて言えるんだと思う。



なのにさっきのAは

まるで、もう1人でも生きていけるようになってしまった大人猫のようだった。



確かにさっきはすごくイラついた。

得体の知れない奴が、なぜ触れているんだと

思わず叫びたくなった。



たしかに俺らしくない。




糖分が不足してるんだな。


何か甘い飲み物でも飲むか。


黒「なんかカフェとかやってるクラスあったら入ろうぜ」


夜「ん?でも1時間くらいたったらAがクラスもどってくるだろ?そしたらコスプレ喫茶行こうぜ」


黒「いや、でも今はさ・・・」


夜「何言ってんだ。こういう時は時間あけたら余計に気まずくなるぞ」


黒「そう・・・かな」




とりあえず楽しそうなゲームやってるクラスをいくつか回ったり

声かけてきた子達と写真撮ったり


後輩のクラスを回ったり



時計が11時を指す頃に
Aのクラスに行ってみた。


人気なのか少し外で待って、

順番が来て中に入ると


さっきAと一緒にいた男がいた。

俺に気づくと少し睨んできた。



「黒尾先輩!ごめんなさい!Aちゃん気分悪いらしくて今保健室にいるんですよ。でも、ゆっくりしてってくださいね♫」



気分悪くて保健室・・・か。



とりあえずカフェオレを頼む。



夜「コスプレの完成度高いなー。そういえばさっきのAも、黒猫?めっちゃ似合ってたよな!」



似合ってたか?

似合ってねえだろ。

スカート短すぎ
胸元開きすぎ。
タイツ透けてた。


化粧してた。

猫っぽく少し吊り目に。




山「あー!黒尾さん!夜久さん!ちわっす!」


飲み物飲んでると山本と福永が入ってきた。


山「一緒にいっすか?って・・・なんだA居ねえのかー」


あたりを見渡す山本。


山「Aの格好みました?やばいっすよね!妖艶な黒猫ってテーマらしいっすよ」

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作者名:mraka | 作成日時:2021年2月22日 0時

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