おにぎり宮の店員さん【MSBY木兎】 (ページ9)

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治「Aちゃん今日侑来るらしいから、閉店したら速攻で帰ったほうがええで」

『ふふっハァイ』

そう言いながら閉店間近で掃除を始めてると
あと数分で閉店という時間に、

ガラッと扉が開いた。

治「げ、もうあと数分遅く来いよ…」

侑「よう！！」

そして侑さんの後ろからヒョコッと顔を出したのは

『あ…木兎さん』

この間みたいな勢いはなく、2人でカウンターに座ったから
私は水をお出しして飲み物を聞くと
2人ともウーロン茶。

お酒じゃないのか。

治「残りもんでええか？」

侑「おんええよ」

木「お腹空いたから何でも食べる！」

ウーロン茶を置いたタイミングで治さんから

治「ほんならAちゃんはもう上がりな！」

それを聞いた侑さんが

侑「は？あがるん？ほんならここ隣座って一緒に食べようや」

『えっ』

治「ツム、Aちゃん電車で帰らなあかんねん。あんまり遅くなったら危ないやろ」

侑「少しだけやから！な？」

『それなら…治さん私もう少し働いていきます』

治「悪いな…笑」

いくらなんでも侑さんと木兎さんの隣でご飯食べるのは申し訳ない。

治さんが少しでも早く帰れるように閉店作業進めとこう。

侑「それよりぼっくん…ほら伝えなあかんことあるやろ」

木「えっあ、ウン///」

治「ん？なんや？」

木「その…Aちゃんにこの間しがみついちゃったって聞いて…申し訳なかったなーと思って」

驚いた。
木兎さんってそうゆうのテンションでやってると思ったのに
申し訳なく思ってたんだ…

『大丈夫ですよ！酔っ払ってくっついちゃうことなんてよくありますよね！』

木「ホントーにごめんなさい！」

『いえいえ』

そうだよね
彼女いるのに…怒られたんかな。

木「それでね………コレ。良かったら！」

そう言って渡されたのは、チケット。

木「今度試合があって、チケット！2枚あるから良かったら彼氏や友達と来て？？」

バレーには興味ないけど
MSBYは見てみたかったから嬉しい

『ありがとうございます！見てみたかったんです！彼氏は残念ながらいないので…誰か友達探してみます』

木「え！彼氏いないの？！ホント？！」

『はい…笑』

木「こんなに可愛いのに！そっか、良かったあ！俺彼氏居たら大変と思って、だから今日謝りに来たんだよ」